解脱後の【無の世界】第十九話

      天上界からサポートされて活躍したブッタやイエス・キリストと、じっくり対話したので、「上の世界」のことは理解しましたが、私は子供の頃からいろんな霊や精霊が見えたり聞こえたりしていたので、「下の世界」も、正しく理解しないといけないと思ったので、「地獄」と呼ばれている世界を見にいくことにしました。

この方法は瞑想と同じですが、自我、神我、真我を突き抜けて、さらに下に意識を持って行くのは、とても難しいものなのです。

なぜかというと、霊界に入ろうとすると、亡くなった多くの霊たちがいる世界に入るわけですから、私の肉体を守っているご先祖たちは総動員して辞めさせようとしますし、さらに、下には「下の世界の次元」がたくさんあり、いろんな存在が守っているので、やすやすとは行けません。

まず、自分の肉体を通り抜けて、地球の地表の下の土の中に意識を下げて入ってみました。

いろんな鉱物が見えたあと、最初に見えた「地底の世界」は恐ろしく広くて、大きな鍾乳石に囲まれた空間に大きな街があり、地上の街のように普通にたくさんの人が生活していました。

いろんな建物もありますが、世界のいろんな建築物が同じ街の中に一緒に並んでいるようにも見えました。

 

2回目に行った時の「地底世界」は、以前に見た世界のさらに下の「地底都市」まで見ましたが、まだ、私が見たい世界ではありません。

「三度目の正直」で本当の下の下まで行くと宣言して、意識を下げて地球の中に入って行きました。

すると、突然、私の目の前に霧の空間が現れ、天上界で見た白い霧の世界と同じだったので驚きました。

霧の中を歩いて行くと、鬼が数匹いましたが、振り払って奥へ奥へと進みました。

すると、そこに大きな体をした「閻魔大王」が、大きな椅子に座っていました。

閻魔大王と対話 閻魔大王:何をしに来た。ここはお前が来るところではないぞ! 普通なら、そのことは存じております。 しかし、私は「地球を救いなさい」と言われた人間ですので、地球の仕組みが本当はどうなっているのか、人間の意識の「闇の世界」はどうなっているのかを正しく知らなくてはいけないのです。 子供の頃から本で、「天国と地獄」や「罪と罰など、あらゆる宗教の本も読みましたが、どうしても納得できません。 人を希望に導くはずの宗教が世界中にあるのに、なぜ人間は同じ苦しみを何度も何度も繰り返しているのですか? あなたが、ご存知なら教えて下さい。 閻魔大王:私は知らん! もし、知っていても言葉にしたら、私自体が消えて無くなってしまう。 私はこの「地獄世界の番人」として昔からここにいるので、地獄に落ちる人間の魂ならすぐにわかるが、お前はここにいるべき人間ではない。 だから、早く上に帰りなさい!   この言葉を聞いて、頭に来ました。 私がどんな覚悟でこの地球を救うかを伝えたのに、閻魔大王は自分の保身だけで、言葉を言ったからです。 彼が引き止める手を振り払って、地獄へ降りる階段を一気に駆け下りました。   長い階段の一番下に着いた時、また鬼がいましたが、私は閻魔大王に認められてここへ来たので邪魔をするな!というと、素直に引き下がりました。 私の目の前に広がった世界は、昔、仏教の講和で聞いた世界と同じでしたが、実際はそれ以上にひどい世界でした。 いろんな年齢の男女が、素っ裸になって列に並んでいます。 体を火で焼かれている女性たちや、熱湯の大きな釜に入れられている男たち・・・。 並んでいる先には、ドリルで体に穴を開ける鬼や、手足を切り刻む鬼がいます。 もっと奥には、肉をミンチにする機械があり、そこに一人一人が自分で進んで頭から体を切り刻んでいます。 泣き叫び、大声を出そうとしますが、声は出ません。 全員、声帯を切られているのか、声を出してはいけない世界なのか、会話もできず、苦痛と苦悩の表情をしながら、自分で自分の体を痛め続けている世界が目の前に広がっています。 体がミンチになった先には、「血の池地獄」があり、真っ赤に染まった血の池の中でバラバラになった肉片がゆっくりゆっくり、時間をかけて自分の体を再生しています。 「血の池地獄」は、バラバラになった肉体を修復する力があると分かったのですが、元通りになった肉体は、また歩き出して、「針地獄」に自分から飛び込んだり、何トンもある石を体に載せられている列に並んでいます。 失神して倒れた死体が山のように積まれていて、ベルトコンベアでさらに高い場所へ死体を落とす仕事をしている鬼がたくさんいます。   誰が作ったんだ!この世界を!!!! 誰かが創造したからこそ、ここに現実となっているはずだが、この世界を創造したのは誰だ!と叫んでも、誰も振り向きません。 全員、首をうなだれ、下を向き、ただ辛く苦しい時間を自分から選んで何度も何度も苦痛を体験しています。   何人かを捕まえて「自分でやめようとはしないのか!この列から外れれば、お前は自由になるんだぞ!」と叫んでも、死んだような目をした人たちは、全てを諦めている目をしていました。 本気で頭に来たので、天へ向けて大声で叫びました。   「この世界は誰かが創造したことは分かりましたが、私が新しい創造として、この世界から抜け出したい魂たちを救う方法を教えて下さい」、と叫ぶと、山に積まれた死体の天井にポッカリ白い穴が空いて、1本のロープが降りて来ました。 やった!あのロープを使って登れば、みんなもまた現実世界に戻れるんだよ!と叫んだのに、誰も振り向きもしません。   いいんだ、どうせ、俺はここにいるしかない人間なんだ。 私も同じさ。いくら現実で頑張ってみても、いつも私はつらい思いしかしてこなかった。 だから、私の居場所はここなんだ。邪魔しないでおくれ! と、心の声が聞こえてきました。   もう情けないのと悔しいので頭にきていると、天上界から降りてきたロープが、ゆっくり上に上がり始めました。 待て待て、まだ話をしていないことがたくさんあるのに・・。 ロープは容赦無く、ゆっくり上がっていきますので、仕方なくダッシュして、死体の山の上に行き、ジャンプしてロープを掴みました。   「待ってろよ!必ず、この地獄の世界を無くして見せるからな! そうしたら、また、地上に戻ってこいよ!」と叫びましたが、誰も顔をあげようともしません。 これが、「地獄」なのか・・・。 現実で落ち込んでいる人たちの心の中と変わりないではないか・・・   今まで数千名にアドバイスしたり、ヒーリングで痛みを取ってあげても、何度も同じ失敗を繰り返す人たちにたくさん会いましたが、自分を見失い、諦めた人たちが、自分の闇の世界に居続ける場所が、「地獄」なのだと分かりました。   誰もが持っている心の中の闇、地獄を見たからこそ、私は闇の思いの場所を無くすのではなく、置き場所を変える必要があると思いました。 どうやってこの闇の場所を置き換えるかをまた、現実に戻ってじっくり考えることにしました。

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