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【解脱の真理】続編6 罪を作るのは自分

西暦2000年の解脱するまでは、あまりに辛くて眠れない時は、夜中に街を散歩したり、目の前に見える三角山に日の出登山をしたりしましたが、解脱後は、幸せすぎて感謝が溢れてくるので、毎日、瞑想ばかりして1日を過ごす自分に、これではいかんと気づき、「世の中に恩返し」をしたくなりました。

 

毎年、春の雪解け時期になると、いつもたくさんのゴミが道路や河原に落ちているのを思い出したので、雪解けを待って、早朝にゴミ拾いをしようと決めました。

河原のゴミ拾いを決断した日の早朝、河原に行ってみるとたくさんあったはずのゴミが減っていたので、誰かが拾っていると思ったからこそ、翌日はもっと早く出かけて、そっと、木の影に隠れて河原全体が見える場所で誰が河原に来るかを見ていました。

 

するとマンションから一人のお婆さんが出てきて、ビニール袋に素手で、河原のゴミ拾いを始めました。

誰かに声をかける訳でもなく、たった一人でゴミを拾うお婆さんの後ろ姿には後光が差していました。

 

毎日、誰も気づかないうちに、誰かが人のためにゴミ拾いをしている事実を知ったことは、ショックでした。

自分が知らなかったとはいえ、自分が見えていない世界が、まだまだ世の中にはたくさんあることを知ったので、お婆さんができない街のゴミ拾いをしようと決断しました。

 

妻がまだ寝ている間にそっと起きて、毎朝、サラリーマンの出勤前の道路に落ちているゴミを拾ったり、全ての地下鉄の駅に降りてゴミを拾う日々が最も自分にとって喜びの時間になりました。

始発の地下鉄に乗り、札幌市の中心部にある大きな大通公園やススキノのゴミを拾うことが楽しくて仕方がない時間になりました。

 

昔はタバコの吸い殻を道路に捨てていた自分なのに、心が変わると自分がしていたことの愚かさに気づき、子供たちが学校へ行く通学路を綺麗にするだけで、子供たちの心も綺麗になり、「あれ?昨日、落ちていたゴミがないね」と笑顔になり、会話が変わることもわかりました。

 

ゴミ拾いが楽しくて仕方なくなり、いろんな街まで出かけて行ってゴミを拾っていると、早朝にゴミの回収業者さんに出会い、

「そんなことをされると俺たちの仕事がなくなるので勝手にゴミを拾わないでくれ!」

と怒られました。

自分が他人のために良かれと思ってやったことでさえも、誰かを苦しめていることがあることを知り、また自分の愚かさを反省しました。

 

世の中は悪いことをする人がいるおかげで、誰かがその人を捕まえる役目の人が感謝される仕組みだからこそ、自分の良し悪しの判断だけでなく、全ての人が善人になることが決して良いことではないと気づきました。

 

世の中の人が全員、善人なると、誰も感謝する人や感謝される人がいなくなり、感謝が普通になりすぎて気づきを得るチャンスや他人から仕事をお願いされるチャンスも奪うことになるとわかりました。

 

刑務所を出てきた悪人が心を入れ替えて善人として生きようとした時に、誰か喜んでくれる人がいるおかげで、その人は更生することができる仕組みになっているのです。

 

つまり、本当の意味では、

「この世の中に善悪はない」のだとわかりました。

 

人は誰か他人のためになってこそ、存在が認められて感謝される仕組みなっていることの凄さに驚きました。

 

全ては神の采配なのかと聞いてみると、

それは違いますと言われました。

あなたが生まれるずっと前から、人間は自分勝手な部分と、誰か他人のために喜ばれたいという両面を持って産まれていますが、それはその人のためだけでなく、人間全体の意識が変わるための「チャンスの設定」をしているのです、と教わりました。

 

これはつまり、自分が気づいて今日から善人になると決めれば、自分が体験することも変わり、過去の人生を問われずに変われるのだいう意味です。

 

つまり、「反省」には意味がないことも気づきました。

反省は、猿でもできるのです。

 

反省こそ、自己勝手な視点だからこそ、反省するなら「恩返し」しかないですよと、私は出会った人たちに教えています。

 

人生はなかなか難しくて何度も変わろうとしたけど、誰も自分を認めてくれないという人にも出会いましたが、それはあなたの心の全部の思いではなく、ただ周りに良い人だと思われたいという欲求ですよ、と教えてあげました。

 

人間は100%善人もいなければ、100%悪人の人もいません。

 

ただ、それをしたい時期だったり、イヤイヤでもしなければいけない立場だっただけなのですが、周りの人はその人の一面だけを見て人を判断してしまいます。

 

マスコミに取り上げられた有名人ほど、現実の中でみなさんと普通に同じことをしているだけで記事に取り上げられ、世の中の人たちの「理想とする善悪の価値観」で他人の罪をさばこうとしてしまいます。

 

「もし、自分だったら?」、「もし、自分の子供だったら?」と考えることもせず、誰かの口車にのせられてテレビを見てはしゃいでいる子供のように他人を責め立てる言葉を吐きます。

 

他人を自分の善悪で裁くことが、もっと罪だとわかった瞬間の学びでした。

 

他人を自分の善悪で裁いた人ほど、必ず、自分や、自分の子供や、自分の親が否定される経験をするのは、「徳の恩返し」もありますが、「罪の恩返し」もあることを気づいていないのです。

 

この世に生まれた人間は、いつどこで思ったことも、やったことも、必ず、回り回ってその人が気づくためのチャンスを与えられる仕組みになっています。

 

夫婦は大好きで結婚したはずなのに、なぜ、うまくいかないかというと、自分の罪を自分で許せていない人同士が学ぶ設定になっているからこそ、どちらかが早く気づけば一緒に階段を一段、登れるチャンスのゲームが、結婚なのです。

 

夫婦にもならず、結婚もせず、セックスもしない女性が言っていましたが、「私は世の中に絶対に迷惑をかけていません。他人にとやかく言われることが大嫌いなので、なるべく仕事から家にまっすぐ戻り、一人で静かに生活しています。」と言いましたが、この女性は、実は最も罪作りな人だと気づきました。

 

大きな神の目線で考えると、この女性が会社に勤められる前に、親が会社の社長さんにお願いのご挨拶をしていたり、友人知人に頼んで娘をよろしくお願いしますと頭を下げて回っていることさえ、一切、知らないまま、40年も生きてきたので、必ず、彼女は親の世話をすることになり、恩返しのチャンが与えられる未来が見えました。

 

もし、彼女がその選択をせず、親を放置した場合、彼女は会社の上司から理由もないことを問い詰められて長年いた会社を辞めさせられる未来が用意されており、今、購入したマンションの支払いもできず、強制的に実家に戻らなければいけないほど、「神様の恩返し」は厳しいこともわかりましたが、この女性は他人の意見に左右されないと決めているので、何も教えず、ただ、見守ることにしました。

 

地球にいる全ての人間は同じように、地球を破壊し続けていることを知りながら、コンビニ弁当を買いまくり、毎日、大量に残ったお弁当が捨てられていることを知っているのに、見ないふりをしてコンビニ弁当を買っています。

 

世の中を変えたければ大きなことをするのではなく、目の前の自分の日々の選択を変えるだけで良いことが、この女性の出会いでよくわかりました。

 

人生は生きている間、ずっと「選択の連続」なのです。

 

するのかしないのか、行くのか行かないのか、起きるのか起きないのか・・・。

食べ物も食べずに起きないまま寝ていれば、いつかは死んでしまいますが、それも人生の選択なのです。

 

強制的に命を長らえようとする医療こそ、最も罪作りな仕事だとわかりましたが、医者になることを目指しているキラキラした学生たちの魂記憶を読み取ると、前世で多くの人を殺した経験があることがわかり、今世はその恩返しのチャンスとして与えられたこともわかりました。

 

私の善悪だけで見れば医者は罪作りな人たちですが、反対に痛みが無くなったり、苦しみが減るので、ある面では必要なのだと思います。

しかし、「命を作れない人間」が、命を長らえたりすることを仕事にしてはいけないと思います。

 

今世で善人だった人が、次回、産まれ変わった時に、また善人になるとは限りません。

それは、今世、善人だったと思われ人でさえ、誰にも知らないところで罪をたくさん作っていることを神様たちは見て知っているからなのです。

 

「自分に嘘をつくこと」は、他人に嘘を付くことより罪が重いことも悟りました。

 

私たち人間の細胞は全てご先祖の細胞のコピーであり、母親の細胞記憶で作られているからこそ、自分に嘘を付くことは、自分の母親だけでなく、肉体を作ってくれた全てのご先祖に嘘をつくことになる仕組みになっているのです。

だからこそ、正直に生きるしか、この世を生きる方法はないのです。

 

お金も稼がず、毎日、瞑想とゴミ拾いをしている自分を神様の目線で見た時、なんと愚かな人間だと気づきました。

 

自分勝手で、自分のやりたいことしかしていない自分は、解脱までしたのに、何も人の役に立っていない・・・・。

 

生きている意味をまた見失いそうになりましたが、死ぬこともできない人間なら、自分が何をすると他人に喜ばれるかを考え始めました。

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