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親が子供に教える大切なことは「足りない自分の体験談」

20年以上、多くのお母さんたちから子供の問題やご主人との問題、または、親族問題や性に関する相談に乗り続けていますが、いつも思うことは、常に、

悩んでいるテーマの原因が、自分にあることに気づいていない人が多い

ということです。

問題の原因が、外にある、誰かにある、私は悪くない、自分は間違っていないと思っている人ほど、永遠に相手を変えて、同じ問題に向き合わなければいけない経験を繰り返しています。

だから、私は必ず最後に、

全ての悩みや問題は、自分のとらえ方次第ですよ、

と教えますが、すぐに理解できないせいか、やっぱり誰かを悪者にして、「自分は間違っていない」と言い続ける人が多いので残念でなりません。

「現実に起きる問題の全てに、絶対に正しいことなどない!」

と私は悟っていますので、どう考えたら楽に楽しく生きれるのかをアドバイスしますが、素直な人は一瞬で問題が解決してしまい、帰り道ですぐに素晴らしいことが次々に起きるので、喜びの電話を頂いたこともあります。

問題の原因が自分の頑固な考え方や、「自分が信じている既成概念の囚われだ」と気づかない人たちは、精神世界の本を読みあさったり、セラピストを何人も渡り歩いたり、スピリチュアルカウンセラーを渡り歩いたり、しまいには、宗教をいくつも渡り歩いた人たちに会いました。

30年以上、ある宗教を学んだ人が私のところにやって来たので、なぜ、私のところに来たのか理由を聞いてみると・・・、

本当に、神様っているのでしょうか?

私は30年間、通って学んだ宗教の神様の教えは何か違うと思うのですが、どこが違うか教えて下さい。

と私に聞いてきます。

あらゆる宗教の人が教本を持ってくるので、ひととおり読みましたが、私が答えることは同じです。

あなたが信じた宗教ですから、この本に書いてる通りに生きればいいだけでしょ。

もし、この本の内容が気に食わないのであれば、他の宗教を勉強するなり、他の思想を勉強して下さい。

ただね、これだけは教えますが、あなたが学んだことを子供たちに教えてはいけません。

あなたが苦しんでいたので宗教に入ったキッカケはわかりますが、

それは「依存」から始まった信仰なので

依存信仰に、ゴールはありません。

本当の神様は、あなたの心の奥底にいますが、そのことに気づかないのも、あなたの学びなのです。

だから、あなたがわかったことをそのまま子供に押し付けるのだけはやめて下さい。

宗教で教えることは、苦しい現実を逃避できるように、「完全な世界がある」と思わせますが、この世に完全な物も人も神も、一切、存在しません。

「この世は不完全で理不尽な世界」だからこそ、あなたが子供たちに教えるべきことは、あなたが失敗して苦しんだ時に、どうやって生き抜いたのか?、どういう人たちの言葉で救われたのか?、自分が変わった時の体験談だけを話してあげて下さい。

そして、子供に物事を教えるときに、「神様」という言葉は使わないで教えて下さいね。

だって、この現実世界のどの会社に勤めている時でも、「神様」って言葉を使うと、お仕事を失うことになりますので、自分が「一人の人間として生き抜いた実体験」だけを子供たちに話してあげて下さい。

特に、思春期の子供たちは、善悪が分かりながら親を否定し、「自分を確立する学びの時期」なので、暴言も吐くし、暴力も振るうし、家族や周りに迷惑をかける時もあります。

そういう時は、右往左往するのではなく、ただ冷静に対処しながら子供を信じてあげて、いつもと同じように美味しいご飯を食べさせてあげて下さい。

問題を起こす時の子供たちは、社会に迷惑をかけたいのではなくて、自分が何に葛藤しているのかさえわからないからこそ、親は、自分の葛藤した体験談をそのまま話すことが「立ち上がるための大事な心の教育」になるのです。

だからこそ、私は自分の体験談をブログを通して皆さんに正直にありのまま、お伝えしているのです。

人生の選択において、「正しい間違いは、あとで思うこと」ですので、実際に迷った時は、左脳の理解では解決できない問題もたくさん出てくるものなのです。

この人と別れたいけど、子供がいるし、お金もないし、親にも迷惑かけるし、周りの目もあるし・・・、でも他のこの人のことも気になるし・・・など、みんな悩みは同じなのです。

人生は悩むようにできていますが、その理由は、

あなたが自分の信じた過去の価値観をもう一段、高い愛のレベルに進めるために、ご先祖たちがいろんな人たちをあなたに出逢わせてくれているのです。

 

私は頭で考えても自分で答えを出せない人たちには、いつも、こう教えます。

自分がしたいことをしなさい!

でも、絶対に周りの人を巻き込まないこと!

自己完結・自己責任で思いっきり楽しみながら、明日の生きるエネルギーになるように出会った人たちと喜びを感じあいなさい!

 

人間は、一生、悩み続けながら進化する動物だからこそ、

人間だけには、一生涯、いつでも好きな時にセックスをして良い!

と「本能」に刻まれて生まれていますので、「性に対するあなたのこだわりや正しいと思う概念」を横において、自分もいろんな性を楽しみながら、子供たちの話を聞いてあげて、自分の体験談を話してあげて下さい。

そして、たった一回の失敗で挫折しないように、

どんな体験をしても、自分が選んだ結果なのだから前を向いて強く生きなさい!

と教えあげてて下さい。

子供の頃に、たくさん失敗して苦しんだ人ほど、人間としての「本当の優しさ」を学びます。

親に守られて、良い環境に守られて育った失敗経験が少ない人の言うことは、あまり信用しないことをお勧めします。

失敗経験が少ない人ほど「あるべき論」で子供を諭しますし、自分の体験談を聞かれると、「それは自分で考えなさい!」と言葉を濁して逃げてしまいます。

そういう親の対応は、子供たちが一番、嫌な経験をすることになるのです。

※この指導方法は、中学生までの子供たちに有効です。高校以上の指導方法は別です。

最も信頼している親に話したのに、その親が逃げる言葉を吐いた瞬間、子供たちは親も大人も信じることをやめようとしてしまいます。

誰か一人、人生でたった一人、本気で、本音で話を聞いてくれる人がいるだけで、次の希望を自分で見つけることができるようになるものなのです。

親のあなたが自分の子供の悩みを導けないと思った時は、まず、年配の経験者たちから体験談を教えてもらって下さい。

その体験談を話しても子供が納得しない場合は、本当に正直に自分の気持ちを伝えてくれる大人の人に合わせてあげて下さい。

一般の人たちは、自分の価値観で、他人の悩みに対してとやかく言いますが、そういう大人ほど「無責任」な人たちなので、参考にしてはいけません。

自分の家族の子供や夫がしたことを無責任な口調で他人に話せるわけがないからこそ、他人の行いを勝手に、自分の「良い悪い」で言い放っている人の愚かさは、「無責任な大人」と理解して下さい。

この世の学びは全員共通なのに、自分の最低の経験を子供に話せない親の子供は、必ず、親と同じ苦しみを体験することになります!

これが、生まれ変わっても永遠に続く「親子カルマ」を生み出す原因なのです。

なぜそうなるかというと、親は先に自分の体験を愛と感謝にすることがテーマで生まれていることを学んでいないからこそ、そうできない親の子供たちは乗り越え方を学んでいないので潰れてしまい、社会に順応できない人間になってしまうのです。

つまり、子供たちが鬱や引きこもりになってしまう原因は、全て「親の対応や言葉」に原因があるのです。

だから、私は、子供がいる女性の言葉には、厳しく責任を持って口にするよう指導しているのです。

実際に、大きな問題がなく自然に母親になった人の体験談だけでは子供は足りないからこそ、子供をたくさんの大人たちの中に入れて、一緒に飲み食いしながら、多くの大人たちの考えの違いから学ばせてあげないと、ロボットみたいにインプットしたことしかできない子供になってしまいますよ!

 

私は20年前、北海道の苫小牧市で、この思いを理解したお母さんが声を掛け合って集まり、4世代、40名ほどの全くお互いに知らない人たちの交流会を開催したことがあります。

そこに来た人たちは、自分の知り合いに、

「もし、悩んでいる子供や大人がいれば、一緒に連れてくるだけで、必ず、答えを教えてくれる人に出会えるよ!」

と、ママ友や、先輩後輩同僚、ご主人の職場の奥さんたちに声をかけた結果、40名近くの親子が集まってきたのです。

乳飲み子を抱えた20代のお母さんや、ひ孫までいるお婆ちゃんも、楽しそうに一緒にご飯を食べながら、いろんな話をしました。

その時、子供たちを指導する「先生」は私ではなく、参加している大人たち全てが「人生経験の先生」なので、私は誰も答えを出せない時の「非常勤講師」として待機し、美味しい日本酒を飲みながら、子供たちや大人同士の相談内容を全て霊視して聞いているだけでした。

最後の最後に、どの大人も答えられない思春期の女の子は、悩んでいる問題さえ口にできず、ただ、私の前に座りました。

目を見て、手を繋ぎ、ゆっくり、相手の心の中をよんでみると、親に言えない体験をしたことをどうしたら良いか悩んでいました。

その娘さんだけは、別室に連れて行って本気のアドバイスをして最後にハグをしてあげると、大粒の涙を流して大声て泣き出しました。

別室で飲み食いしていた大人たちは驚きましたが、思いっきり泣いたあとの清々しい女の子の笑顔を見ると、私の役目を「お仕事、ご苦労様です」と支えてくれました。

これが、利害関係がない人間が人間を支える重要な体験になり、一生の財産となるのです。

 

人間にだけ与えられた能力は、「創造力」だけなのです。

どんなに苦しくても、どんなに辛い経験をしても、明日を生き抜くためには、他人に迷惑をかけなければ何をしても良いので、自分が喜びになるために時間とお金を費やして下さい。

人間は、それだけで良いのです。

まず、自分を自分で喜びにすること!

自分の喜びを誰かと分かち合うこと!

自分の喜びの経験の「恩返し」を必ず、すること!

 

この世に「聖人」はいませんし、「悪魔」もいませんし、完全もありません。

逆に言えば、全ての人が聖人であり、全ての人が悪魔で、完全なのです。

では、どうするのか?

どんなに苦しくて辛い体験をしても、ただ自分に素直に生き続ければ、自然に素直な人たちに囲まれるものなのです。

「そういう生き方をしなさいね!」と子供たちにも教えてあげて下さい。

それと、「自由と責任はセットだからね!」と教えて下さい!

では、お母さんと呼ばれている人、おばあちゃんと呼ばれている人たち、どうぞ、よろしくお願いします。

男は、ただ一生懸命に働いて生きている背中を見せ続けるのが「男の役目」なので、あまり難しいことを男たちに求めないで下さい。

できない人に求めるあなたは、「自分の甘え」をただ、相手に押し付けているだけだと気づいて、自分が喜びになる体験をたくさんして下さいね!(^^)

子育てや人材教育についてさらに学びたい方はこちらの動画をご覧下さい。▶︎人間関係修復学・指導者養成学

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