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「天は自ら助くる者を助く」

子供の頃に、母が教えてくれた言葉があります。

人はね、「たすくるものは、たすく」だよ。

どういう、意味?

「人を助けた人は、必ず、誰かに助けられる」という尊い教えの言葉なのさ。

誰から聞いたの?

どこか他の町のお坊さんだったかなあ。よく覚えてないけど、あんたには教えなきゃいけないと思って、珍しくメモったのさ。

珍しいね、記憶力が良い母がメモをするなんて・・・。

そう自分でも、驚いたよ。

でも、絶対に、「メモを取りなさい」と、声が聞こえた気がしたんだけどなあ???

そうなんだ、母も僕みたいに、いろんな人の声が聞こえる時があるんだね?

そんなもんは、聞こえないよ、お前みたいには・・・。

きっと、亡くなったじいちゃんか誰かだと思うわ。

ちなみに、「たすくるものは、たすく」って、どういう意味?

あのね、普通の人は「誰かを助けたら、誰かに助けられる」と思って、「義理」で人助けをする人が多いんだけど、神様やご先祖はそんな心はすぐに見抜くので、良いことは起きないよという意味があるんだって!

へ〜、心の底から思っていないことをする人って、いるの?

たくさんいるさ、ペラペラ嘘をつきまくる議員とか、あのおばさんたちとか・・・(^^)

へー、やだな、自分が本当に思っていない人に、「人助け」をされるのは・・・。

そうだよね、ほっといてくれ!って言いたくなるよね!

うん、うん、僕もそう思うわ。

 

でも本当は、もっと大事な意味があるそうで、実は、「たすくるものは、たすく」の本当の意味を、お坊さんがこう教えてくれたのさ。

困った人を助けることは、誰にでもできます。

でも、「助けたつもりが、実は、自分が助けられている」ことをご存知ですか?

って、言うからびっくりしたさ!

私も忙しいのに、婦人会に入って、ゴミ拾いや町内清掃や独居老人の見回りをしているけど、本当はやりたくないと思ってやっていたから、自分のことを言われたと思って、真剣に聞いたんだよ。

そしたらさ、「助けたつもりの自分は、助けられてる」って、坊さんが言うのさ。

頭にきたよ!

こっちは忙しいのに、時間を作ってボランティアしてるうえに、お布施で生きている坊さんが、さらにもっとよこせ!って言っているように聞こえたので、頭にきたのさ。

それは、頭にくるよね。

でもね、よく考えたら、少しは意味があると思えたのさ。

私のお母さんはとても体が小さいのに、大きな体の片足のじいちゃんを支えていたし、私と兄の二人の子育てをしながら、じいちゃんのお世話をしていたんだよ。

どうみたって、じいちゃん(父)は母に助けられていると私は思ったのさ。

そのことをこの前、初めて聞いてみた時、じいちゃんはこう言うのさ。

 

いいか、栄子。

世の中の教えのほとんどは、支配者が都合よく作ったものだから信じるなよ!

本当に正しいことは、大義ではなく、「小義」なのさ。

「小義」というものは、自分をどれくらい小さくできるかを気づくことなんだ。

お前がその坊さんに言われて頭にくるのもわかるが、実はな、俺は婆さんに仕事をさせているだけなんだ。

仕事をさせて、飯を食わせているのは、俺だろう。

そうだから、婆さんは、俺に尽くしているんじゃなくて、俺が婆さんに、俺の面倒を見ろと仕事を与えているだけなんだ。

だから、俺も婆さんも、助けているとか、助けられていると、思ったことはないぞ。

こんな片足が無い人間を足りないと思うか、十分、満足だと思うかの「心」にもよるしな。

 

この前、戦没者の集まりがあったんだが、ほとんどの奴らは愚痴や不満ばっかり言っていたので、怒鳴って一括してやったところさ。

おい!お前たち!何をグダグタ言っているんだ!バカか、お前たちは!

こうやって生きて俺たちがいる理由は、「死んだ奴らのおかげ」だろう!

それなのに、追悼の祈りが終わった矢先に、もっと金を欲しいだの、障害者認定の基準がおかしいとか口にしているだけで、バカだと気づかないのか!

俺たちは、一度、「死ぬ覚悟」をしたはずだろう!

なのに、こうやって恥ずかしく生き返ってきた人間なのに、何をぐだぐだ言っているのか!馬鹿者!

俺たちの命は、俺たちだけのもじゃ無いはずだ!!!

死んでいった奴らが伝えきれない思いや苦労を、代わりに生きてやるために生き残ったんだと、なぜ、わからないのか!馬鹿者!

 

お前たちみたいな馬鹿者は、さっさと死んでしまったほうが良かったさ。

死んだ奴らを生き返らせて、お前たちが死ぬ祈りを俺はするぞ!

天皇様!どうか、生き残ったバカなこいつらを殺して下さい!

そして、子供も妻も両親にも、誰にも会えずに死んでいった奴らを生き返らせて下さい!

 

俺は、そのことを大声で言ったあと、その会場を出たさ。

もう、二度と、戦没慰霊者の集まりには行かないと決めたしな。

だからな、栄子よ。

物事を片側だけ見て、口にするなよ!

お前は俺に似て、すぐ熱くなるので、俺も努力したんだぞ!

お前も、努力しなさい。

 

「最初に思った自分の思い」は、足りない半分の脳みそしか使っていないと思いなさい。

そこで思ったことは、決して口にせず、そのまま普通に生きてみなさい。

そうするとな、「最初に思った自分の思い」がバカだと必ず、気づくことがあるのさ。

自分より賢い人にあった時とか、自分より足りない人にあった時にな。

だからみんな、どんな偉い人も、偉く無い人も、必ず、誰かに助けられているし、誰かを助けているという意味が、「たすくるものは、たすく」という本当の言葉の意味なのさ。覚えておきなさい。

お前に話した坊さんも、まだ半分しかわかっていない坊主だな。

何ていう名前だ?俺がその坊主に説教してやろうか?

 

お父さん、私はもう十分、お父さんからお説教を子供の頃から聞いて知っています。

今、自分が気づいていないのに、口にした自分がバカだったと今、わかりました。

もう、二度と、「わかったつもり」のことは口にしません!

どうか、私の足りない時は、いつでも怒って下さい。

子供二人を産み育てて百姓をしていますが、私はただの「水飲み百姓」になるつもりはありません。

どうか、私と子供たちの成長を見守りながら、足りない時は、いつでも叱って下さい。

自分がどれほど足りない人間なのかが、また気づけた貴重な時間を本当にありがとうございます。

と、じいちゃんに言ったんだよ。

 

へえー、母も足りない人なの?

足りないさ、だからお前みたいに賢い子供がやってきたので、驚いているのさ。

お前は生まれてすぐ、言葉を話したのを覚えているかい?

ぜーんぜん、覚えてません。

生まれてすぐの子供は、オギャーオギャーしか言わないものなの。

そのまま数ヶ月はみんな同じで、早い子は100日を過ぎたら言葉に近い言葉を話す時があるくらいだよ。

でもね、お前はオギャーを1分間、言ったあと、「どうしたの?」って聞いたんだよ!

覚えて無いか・・・でも、そこで私たち夫婦は、覚悟したのさ。

この子に教えられるものは、「生きるためのルール」だけで、きっとこの子は、私たち両親が教えるよりも、もっと尊いことを知っているから、わからない時はこの子に聞こうって、父さんと決めたんだよ。

へー、でも絶対に母のお父さんのほうが賢いよ!僕はそう思います。

本当にお前は賢いね。

じいちゃんはね、老人会で会計もするし、監査もするし、市長や議員たちが毎年、挨拶にくるほど、世の中の問題を全て解決する方法を知っている人なのさ。

私もどうやってそんなにたくさんのことを偉い人に教えられるの?って聞いた時、「勉強したからさ」と言われたよ。

でも、その父さんが言った最後に、「もともと賢い奴にはかなわんけどな」と言っていたのさ。

勉強しなくても、努力しなくても、世の中の問題をどうやれば解決できるかを知っている奴がいるんだとさ。

俺も、若い時に、偉い坊さんに言われのさ。

まだ、そういう奴には会ってないけどな?

でも、もしかしたら、お前が産んだ次男はそうかもしれんな。

親が教える前に、物事を知っている人間を産んだお前もすごいが、その子を育てるのは大変だと思うぞ。

きっと、この「嘘の世界」の世の中が大嫌いになるはずだ。

だから、お前は間違っていてもいいから言い張りなさい!

この世の中は、間違っていても、言い張り続けたら、いつか真実になるものだと私から聞いたと教えなさい。

そして、それでも、困った時は、私のところに来させなさい。

真剣勝負で、教えてやるさ。

 

小学4年生の時に、母が私にだけに教えてくれた言葉でした。

今日、このことを思い出したのも、神々のおかげだと思っています。

このブログを読んで下さるお一人お一人の皆様が、自分の足りなさに気づいて、「たすくるものは、たすく」の本当の意味の生き方をして下さることを願ってお伝えしております。

いつも、私の足りないブログをお読みいただきまして、ありがとうございます。

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