1. HOME
  2. 天無神人ブログ
  3. 【天無神人の神仏心大学】
  4. 人はなぜ、死が決まっているのに、生まれてきたのか?

人はなぜ、死が決まっているのに、生まれてきたのか?

人はなぜ、死が決まっているのに、生まれてきたのか?

を子供の頃から、ずっと、考えていました。

「生きる意味と死の意味」を考え続けた私は、生きるのが辛すぎたからこそ、幼稚園時代から常に、「死」を考えて生きていました。

同級生たちは、「明日の楽しみ」を話し合っていますが、私だけは「明日の死に方」を考えていたある日、「生きるのも、死ぬのも、どちらも同じだ」と気づきました。

あまりに辛くて、お寺の太い木に縄を巻きつけて、自分の首に何重にも巻いて体重をかけて死のうとしても、全く苦しくないし、楽に呼吸ができるので、もう、自分が情けなくて毎日、一人で泣いていました。

「生きることと死ぬことの気づき」は、「自分以上に大切な人が死んだ時」にわかりました。

周りの人にも優しくて、いつも生きるための的確なアドバイスをしてくれた最高に優しい近所のおばさんが死んだ時、私はショックが大きすぎて、涙が一粒も出ませんでした。

もし、この「おばさんの死」が、大好きな父や母や兄ならば、自分は泣くのか泣かないのかを考えた時、きっと、泣いても現実は何も変わらないので、泣かないかもと思いました。

つまり、「大切な人の死」は、自分が生きるうえで、何を一番、大事にしているのかを気付かせるための経験だとわかったのです。

その時に、もう一度、「人はなぜ、死が決まっているのに、生まれてきたのですか?」と人間を作った創造主に聞いてみました。

・・・・・・・・・・・・・・・

自分のことしか考えない人や、自分の命以上に大切な人や、自分の命と引き換えたいほど大好きな人がいない人は、「死ぬまで生きる意味に悩む」ことがわかりました。

この世は「思考の結果を体験する世界」だからこそ、自分の周りの人から学べない人は、一生、自分が苦しんでいる理由を、「誰かのせい」にして過ごす時間が長くなります。

生きている時間こそ、「生きることを学ぶための時間」だし、大切な人の死は、「死の意味」を自分ごとに考えて生きる意味があるからこそ、「生を尊び、死を尊わず」ではなく、逆の「死を尊び、生を尊わず」を考える必要があると思います。

きっと、あなたがこういう事に気づくまで、あなたの「死に対する不安」は、一生、消えることはないでしょう。

「大切な人の死」を自分ごとに捉えて、「これから自分がどう生きるか?」の学びをさせてもらっているのが、「大切な人の死」だと、本当にわかった瞬間でした。

自分のことしか考えられない人や、自分の命以上に大切な人や、自分の命と引き換えたいほど大好きな人がいない人は、死ぬまで「生きる意味」に悩むことでしょう。

「死があるから、生がある!」

「死という期限」が決められているからこそ、人間は必死に努力して進化することができるのです。

でも、一人で努力しても、しれているからこそ、自分が大切にしたい思いを一緒に大事にしてくれる「仲間」が必要なのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昔、ツインソールやソウルメイトという言葉が流行り、本も売れましたが、読んでみると内容があまりにちっぽけなので驚きました。

「そんな単純に人間は生まれていない!!」

と声を出して怒ったほどです。

一人の命が生まれるまでに、父と母になる人同士の「契約」があり、その契約が反故(ほご)、つまり、離婚しても、命は育ちます。

つまり、「産みの母と育ての母」の魂の役目の違いがここにあるのです。

でも、反故にせず、離婚しないで子供を育て切った人は、社会から認められますが、子供は逆に苦しんでいる場合も多く見ました。

「親の価値観」が第一だと思って育った世代と、自分達若者のほうが正しくで、「老人たちの勝手な言い分なんて時代遅れ!」と思っていた皆さんの若い頃と、今の世代の価値観に違いはありません。

ただ、自分達の「新しい発想」を認めて欲しいだけですし、そのためにどうしたらいいのか知恵を借りたいのに、すぐ頭ごなしに怒る親が多いので、真剣な話し合いなど持てない家族が多すぎます。

年が違っても、価値観が違っても、未来の大人になる子供たちが聞いて喜ぶならいいのですが、どう考えても、大人は言っていることと、やっていることが違いすぎるので、子供は真剣に悩み苦しみます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「母親の価値観」で苦しんでいる人が多いのも、命を生み出す母としての役目と、セックスを喜びにできない母が多いのも、大きな原因になっています。

女と、妻と、母・・・三つの仕事をしている多くの女性たちは、自分の居場所がないと、いつも家庭以外の場所で自分の居場所を探しています。

そういう母を見て育つ子供の心は、「自分の思い」を我慢して、夫を支えることは正しいことだけど、「自分の喜び」をどう表現して良いかわからず、誰にも相談できず、クラスのイジメに遭っていることさえ相談できず、一人で悩んで死を選んでしまいます。

だから、中学生の自殺が増えているのです。

女性が男と同じに働きに出て、収入が増えた分、やりたいことはできていますが、実は、人間は、最も苦しい時に、「やりたいことができない状況」になると、自分勝手に物事を決めて行動する「動物本能」が動き出します。

男は朝から晩まで仕事をしていれば満足しますが、女性は仕事だけでは心が解放できないからこそ、体と心と魂の解放を常に、探しています。

大人の体と子供の心の葛藤が「思春期」ですので、どうか、お母さんとお父さんは、子供たちの新しい考えをまず、ゆっくり聞いてあげて寄り添ってあげて下さい。

重要なことは、答えを聞きたいのではなく、一緒に考えて欲しいのです。

親の価値観や少ない経験を聞きたいのではなく、ただ、自分が葛藤していることを知っておいて欲しいだけなのです。

中学生以上の子供を持つ親たちが意識しなければいけないことは、自分が同じ中学生だった時に、どれくらい言葉にできない葛藤をしたのか、思い出すことが大切です。

この話を多くのお母さんに話した時、「そんなこと、とっくに忘れたよ。私たちの古い価値観なんて、子供たちは聞きたくないさ!」と言い張りました。

こう言ったお母さんの娘さんは、社会へ出た時に人間関係でつまづき、拒食症になって仕事ができなくなり、実家に戻りました。

この女の子の気持ちを一番知っている私の言葉だけは聞こえていましたが、彼女はただ、涙を流すだけで、「一人で生きていけない私が悪いんです」とだけ言っていました。

「自分で死を選ばないでね!」と言うのが、精一杯でした。

こんな子供たちがたくさんいるのに、誰が救いを出せばいいのでしょうか?

宗教に入って、「依存神」に手を合わせれば解決するのでしょうか?

社会へ出ればわかりますが、この世の中に「依存神」はいません。

誰もが「依存したい人」ばかりだし、自分が思ったことを正しいと言い張るだけで、自分の価値観を変えようとする素直な人は、滅多にいません。

つまり、大人が変わらないので、子供たちも変われないのです。

「子供たちは自由にさせているし、これ以上、どうすればいいんですか!」とさらに、言い張ったお母さんもいました。

あなたが子供を自由にさせていると言っていますが、子供たちはそうは思っていませんよ。

あなたの自由は、「自分の管理下」においている自由なので、公園から出さないか、「オリから出さない管理者」だと、自分で気づいていないだけでしょ!

子供が産まれてから、これまで子供たちに言ってきたことを思い出して下さい!

あれはダメ!これは、ダメ!お母さんは、こういう人たちは嫌いだからね!

こう言い続けた結果、子供たちは、親に褒められることしかしなくなります。

だから、恋愛もできないし、セックスパートナーもいない、おかしな人間になってしまうのです。

若い娘たちに教えたことがありますが、もし、世の中に「女」しか居なくなった時、あなたはそんなに高い洋服や化粧品を買いますか?と聞くと、まともな子供は答えが出てきません。

「私は自分のファッションが好きなので、男が居なくてもかっこいい洋服を着ます」と言った女性は、そのあと、好きな男と結婚して、半年で別れて、自分でお金を稼ぎたいので夜のバイトに行き、親が知らないヤバい人たちと関わっていました。

誰の言葉も聞こえなくなった瞬間、人間は自分の愚かささえ、気づかず、トコトン突き進みます。

まあ、一回限りの人生だし、たった短い若さなので、楽しんでもいいんですが、「今あるものはいずれなくなるよ!」とだけは教えておきました。

賢い人たちは、十代の頃からこの意味を考えて生きますが、親がお金だけあればと思っている家の子供は、永遠に、お金の問題に振り回される生き方をしています。

三十代、四十代、五十代とどんどん欲が強くなるので、周りにいる人たちは大変です。

年を重ねて、自分の欲を小さくできない人は、一生、喜びなんてわからないと思います。

今いる大切な人たちが、全員、いなくなった時を考えて生きていない人の人生は、わかりやすく生き地獄になります。

どうぞ、私のブログを甘く見ないで下さい!

読んでいる人たち全ての御霊を霊視して、必要なことをお伝えしていることを、どうぞ、お忘れなく!

アーカイブ

Translate »