「三者和合教育」を受けていない団塊世代Jr.
「団塊の世代」の人たちは、お金を稼ぐことに忙しすぎて、親と子供の「心の繋がり」を作る大事な「家庭教育」に時間をかけなかった結果、「団塊世代Jr.」に、ご先祖が大事にしてきた「家庭教育の柱」が、完全に抜け落ちています。
「家庭教育の柱」とは、「日本人として共通する価値観」や、家庭教育の中で共通する価値観」のことで、世界中どこの国でも持っている人間成長に最も欠かせない「教育の根幹部分」のことを言います。
「団塊世代Jr.」たちは、「子育て」をしている人も多いので、戦後の日本の家庭教育が、二代、三代と続けて「教育の柱」を持たない人たちが世の中に増え続け、多くの問題を起こしています。
最も問題なのは、戦前戦中の人たちが大事にした「三者和合教育」を知らないことです。
※この言葉は、ウキペディアにも出てきません。
「三者和合教育」とは、学校においても、家庭内教育においても、社会においても、最も重要視された「教育の柱」のことで、
二者、つまり、「二人だけで物事を解決してはいけない」という古来、日本人が大切にしてきた「和の文化」の根幹的な教えのことです。
なぜ、「二者だけで物事を決めてはいけない」のかというと、二者の場合、必ず、どちらが正しいか間違いかを決めることになるため、否定された人は「自分は認められなかった」という「自我の尊厳否定」の経験を繰り返すので、自分を否定された思いは、「誰かの思いを否定して自分の思いを確立したい思い」が強くなり、必ず、「攻撃的」になります。(絶対主義)
「三者和合教育」を戦前の日本が大事にした理由は、男同士でも、女同士でも、親子でも、「3人集まれば文殊の知恵」と言われたように、喧嘩するのではなく、「問題解決の視点」を三つ持って考えることで、結果はより良くなると教えた教育が、日本にあったことを学んで下さい。
狩猟民族から「農耕民族」に進化した日本人の「三者和合教育」の対岸にあるのは、「狩猟民族」が得意とする「絶対主義」ですが、あらゆる論理と知識を駆使して、相手を打ち負かすことを目的とし、相手の気持ちよりも、相手に勝つことだけを教えた「生き残り教育」のことです。
「絶対主義」の代表的な有名人はドイツのヒトラーですが、結果としてドイツは、長い間、国を分断して暮らさなければいけなくなりました。
「絶対主義教育」の結果は、現代の「家庭内別居の夫婦」や「離婚の増加」を見れば、「三者和合教育」を受けていないことがわかると思います。
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西洋文化が得意とする「王政主義、軍国主義、国家統一主義」とも呼ばれる「絶対主義教育」は、戦いに勝ち続けている時は有効ですが、一度、負けると「教えられた強者の絶対の反対」を人民は考え、それでもなお「絶対主義は正しいのだ」という論理論法を前提とした口論に持ち込み、相手を言葉で打ち負かすことが正しいと思っている「支配者教育」を多くの国が行いました。(左翼思想)
結果として、産業革命以降、「王族主義や共産主義」によって、西洋は常に、相手を打ち負かすことを正しいと思い続けていますので、その結果、表向きは手を組んだように見せておいて、裏ではいつでも相手も責めるための準備をしているのが、世界の現状なのです。
世界の「G7会議(先進7ヶ国首脳会議)」が、その代表的な話し合いの場とされています。
日本がなぜ、日清戦争(対中国)、日露戦争(対ロシア)、第一次世界大戦まで勝ち続けたのかを調べるとわかりますが、全ての戦いにおいては軍人が政治を行う「軍国主義」が国の政治と経済を取り仕切り、「家庭教育」においては、「三者和合教育」が正しいと、学校の先生も、家庭のお母さんも納得して教育していたからです。
アメリカが強制的に「軍国主義」を否定したことに加え、「一切の戦争体験を語ることを禁止」し、「軍国主義が悪いものだ!」と学校で教え込まれた人たちは、長い間、日本国を導いた素晴らしい「軍国主義の大義」と「大日本帝国憲法」の素晴らしさを語ることさえ禁止されました。
だから、団塊世代は、父親が守り続けた「先祖の柱」を教えられなくなったのです。
真実を知らずして、語るべからず!
「三者和合教育」の根幹にある思想は、
「和」なのです。
2000年以上前に、世界の多くの民族が日本に移住しましたが、日本には、もともと「先住民」が住んでおり、そこへ中国大陸や朝鮮半島の戦いで負けた人たちや、アジア諸国の戦いで追放されたいろんな国の少数民族がたくさん日本に住んでいました。
だからこそ、神武天皇を筆頭にした天皇家(伊勢族)が日本という国家を形成するために、教育の柱を「和」、つまり、喧嘩をせずに多種民族を和合する知恵を教える教育として、「三者和合教育」が生まれたのです。
「三者和合教育」を神として祀ったものが、「八百万の神」なのです。
戦いが始まれば仲良し同士でも、急に、敵と味方になるからこそ、相手を潰すことだけを考えるのではなく、相手とどうやって「和合」するのかを教え導く教育が日本にはありました。
だから、正しい歴史を調べればわかるように、日本は自分から戦争を仕掛けたことは一度もない国ですし、戦いで勝ったあとも、相手の国の民を救うために、「三者和合教育」を広めた結果、植民地として諦めていたアジア諸国は、自分達で考えて「自立」するための知恵が生まれたのです。
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私が日本人の精神性は、「世界で一番最高にレベルが高い国民だ!」と言い続ける理由は、この「三者和合教育」が基本にあるからです。
人間関係も含めて、二者が争えば必ず、誰かを傷つけるからこそ、私のブログを読んでいるあなたが、「三者和合教育」の視点を学んでいないのでしたら、この機会に自分で学んで下さい。
「三者和合教育」は、子育てにも役立ちますし、夫婦喧嘩にも役立ちますし、友達同士のイジメや仲間はずれにも、大きな効果があります。
「左寄りの学校教育」では教えてくれないことですので、どうぞ、大人のあなたの家の中で話し合うか、自分で賢い大人を見つけて教わって下さい。
今の時代は、子供が年老いたの親をイジメる人が出るくらい、「三者和合教育」を学んでいない人たちが多いので、賢そうな大学を出たからといって、「良い子育て教育」ができるわけではありません。
日本の全ての教育機関は、多くの「左寄り思想」に影響、支配、洗脳されていますので、物事を正しいか間違いかだけで考えるのではなく、どうやって意見が違う相手と「和合」するのかを話しあえる人間に「あなた」がなって下さい。
自分が良かれと思ってしたことが、相手にとって反対に受け取られたり、また、相手のためにと思って言った言葉が、相手が勘違いして傷つけてしまい、修復できない経験をした人たちにもたくさん会いましたが、全ての問題は「三者和合教育」を基本にして話し合うと、問題は解決できるのです。
テレビに出ているコメンテーターや、解説委員、評論家は飯を食うために自分のキャラじゃない発言もしますが、その発言全てが、原稿があって読むだけの「役者」だと一般市民は知りません。
つまり、テレビを見れば見るほど、脳みそは戦いの「二者思考の論点」になりますし、ネット情報やSNSの発言も、全て、何かが間違っていて、自分は正しいという論法が先にあり、否定から物事を考える人間が多くて残念でなりません。
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私が母から子供の頃に受けた「家庭教育」のポイントは、こう、説明されました。
●自分が正しいと思っても、まず、相手の意見や思いを全て聞きなさい!
●相手が話し終わるまで、絶対に、言葉を遮ってはいけませんよ!
●言葉が下手な人もいますし、知恵や知識がない人もいるからこそ、「一生懸命に相手に伝えようと頑張っている人の言葉は、最後まで聞いてあげなさい」
●もし、相手の発言に異論がある場合は、きちんと手を挙げて、相手を否定するのではなく、「自分の意見も聞いてもらえますか?」と全体をまとめる人に伝えて、絶対に、最初に意見を言った人を否定しないよう訓練しさい。
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だから、喧嘩をした時に、負けた人間は落ち込みますが、子供が3人以上いれば、親が間違えていることでも、「三者三様の理解をするので、親子が喧嘩しなくて良くなります」と、お母さんたちには教えています。
●一人っ子はダメよ!「親の言葉が絶対!」と聞こえてしまうので、自分の本音を正直に言えない大人になってしまうからね!
●二人もいいけど、喧嘩をすると、どちらかが必ず、負けるので、親が喧嘩した子供を叱る時は、必ず、「歳上から叱りなさい」と、「母親教室」で先生たちが教えたものです。
今の時代に「母親教室」があるかどうかわかりませんが、PTAとは違い、母親たちが率先して自分達の足りない点を、心ある先生にお願いして、「初めて人を育てる親としての心得」を先生から学ぶ時間をお母さんたちは大切にしていました。
戦後の学校教育と家庭教育の問題は、すべて私のところに相談にきた先生たちや親たちから現場を聞いて知っていますので、家の中で最も子供の問題を知らないのは「お父さん」だけなのです。
しかし、お父さんは「家庭を守るためにお金を稼ぎに働いています」ので、子供の教育は「母親」がしなければ、子供たちが今、何を悩んでいるのか、わからず、「自分の価値観」を押し付け合うことしかできない子供たちが増えています。
うつ、登校拒否、発達障害の子供を抱えたお母さんも多いはずですが、世代ごとに起きる問題の内容は違うため、毎年起きる学校の事件は深刻化し、実態を掴むことも難しくなっています。
昔のように暴力事件なら簡単ですが、「言葉の暴力」、「見えない暴力」、「陰湿なイジメ」をSNSやLINEを使って攻撃し合い、問題が起きたらすぐに削除して「無いことにする子供たち」を生み出した新しいイジメは、団塊世代Jr.のお母さんたちの価値観が生み出した結果なのです。
「モンスターペアレンツ」を生み出したのも、その子供も、全て、親に反抗している子供のような価値観のまま育った結果ですので、「自分に何が足りないかを考えているお母さんたち」は、ぜひ、天無神人の「指導者養成学」の動画から学んで下さい。※画像をクリックして下さい。
日本を愛し、人類や地球を愛する人たちは、ただ、批判するのではなく、「三者視点」を学んでから「代案を出せる人間」になる努力をして下さい。
親が今より賢い「三者視点」を学ぶだけで、世の中の全ての問題を争点が変わります。
それが「和合を心がける」という世界で最も高いレベルの教育ができる日本人なのです。
私はまだ、そういう賢い日本人がいると信じていますので、どうぞ、あなたが自分の子供にまず教育して、「自立心と三者視点」を教えられる人間になって下さい。
命を産み育てる最高に素晴らしいお母さんたち、どうぞ、よろしくお願いいたします。(_ __)