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【通商産業省】経団連と「官僚」と労働組合の関わり

30年前に勤めていた大手一部上場企業の会社の社長が、「経団連」の会長に就任しました。

その前の「経団連」の会長は、パナソニックの松下幸之助さんでした。

どちらの会社も、直接、お客様の声を聞ける商売の「三次産業」の代表企業として、過去の一次産業、二次産業から三次産業企業が選ばれ、時代の変革が話題になりました。

皆さんにお聞きしますが、「経団連」が、なぜ、できたかご存知ですか?

この理由を知っている人は、まずいないと思います。

 

<経団連ができた理由>

 

お金持ちの大企業が、国民や労働者を支配するための団体でしょうか?

大企業同士が情報交換して、談合や賄賂を上手に回すための団体でしょうか?

中小企業とは違う大きな太いパイプを互いに守りながら、生き残りをかけた支配者たちの団体でしょうか?

そんな簡単に、経団連には入れません。

<経団連の入会基準>

当時、「経団連」に入れる企業は、現在の経団連参加企業の3社以上から推薦状があることと、入会に見合う推薦状が5通以上ないと、いくらお金を稼いている企業でも、「経団連」に入ることはできません。

なぜ、そこまで厳しいうルールがあるかというと、IT企業や外資企業のように、日本法人を立ち上げて日本国内の重要な情報が海外に筒抜けになることを守るために厳しい審査があるのです。

当時、私がいたスーパーの社長が「経団連」の会長になれた時の推薦状には、流通業で一兆円以上の売り上げを3年間、連続したことと、連結決算が3兆円を超えたことが実績として認められました。

「経団連」の会長になった瞬間、全国の大きな会社の労働組合の委員長からお祝いの電話がひっきりなしなので、全員で対応に明け暮れた日々がありました。

そのあと、いかに「経団連」の力が強いかを感じる情報がいくつも流れてきましたが、ハッキリ言うと、国を動かしている「官僚」たちと直接、コンタクトを取れるホットラインが会社と労働組合に開通したことが驚きでした。

通常、企業は、政治家を通して法律や法案を出してもらう依頼をしますし、政治家は、その法案を通すために他の政党に根回しして、やっと国会で法案が通しますが、実は、国会で政治家が話す内容は全て「官僚」たちが事前に徹夜して台本を作りますので、その台本を政治家に発言させることで法案は通るのです。

 

<国を動かす官僚たちの仕組み>

 

国会中継を見ても分かる通り、ほとんどの政治家は寝てるか、トレイに行っているか、飯を食っていない人が多いですが、まともに答弁を聞いているのは、質問者と答える政治家のみくらいです。

そういう無駄に見える「国会」という仕組みは、法律、法案を決める最高決議機関だからこそ、

官僚たちは「政治家付き」と、「政党付き」と、「経済界付き」と、「宗教家付き」がいるのです。

「官僚」たちの仕事は、国家予算、つまり、国民の税金を集めることが仕事ですが、もっとも大きな「法人税」という税金を集めるために、「経済界付き」の官僚は、常に、経済界の実力がどこにあるかを調査し、納税金額と企業の「隠れ資産」を調査し、マルサと組んで税金の回収をしています。

日本全体に自然災害が起きたり、大きな公共事業が必要な場合の多額な特別会計や臨時予算は、実際にどこのお金を使うのかというと、大企業が税金で収めた税収が大きいからこそ、常に、大企業を監視し、税金の取りこぼしがないように張り付いているのです。

・・・・・・・・・・・

私は、労働組合中央執行委員の時代に、自社の会長が、「経団連」の会長になった時、すぐに東京のとある料亭に集められて、全ての政党の政治家たちの挨拶の後、「経済界付きの官僚」が3名やってきて、これからどういうことが始まるかを説明されました。

<経済界付きの官僚の言葉>

まず、あなたの企業の社長が「経団連の会長」になった意味は、どこよりも多くの税金を国に納める「義務」が発生しました。

これは昔からの決まりなので申し上げますが、「経団連の会長」になった企業は、もっとも多くの税金を国に納める「義務」があります。

だから、組合員の皆様の給与よりも、企業が国に納める税金を優先して頂くよう、労使交渉の時にはよろしくお願いします。

もし、この条件に対して問題が出た場合、御社の会長職が無くなる可能性がありますので、十分、ご配慮下さい。

 

<組合員の不満>

あなたが今、言った意味は、企業が儲かっていない場合、従業員に払う給与やボーナスを減らしてでも、企業として国に税金を納めなさいという意味ですか?

そうです、その通りです。どうぞ、よろしくお願いします。

じゃあ、もうひとつ聞きますが、最後に言った、もし、このことを守れない場合、「会長職」を降りてもらいますという意味は、うちの会長が経団連からクビになるという意味ですか?

クビという言葉は好きじゃありませんので、私たちは丁寧に、「辞職」をお薦めし、すぐに他の経団連の会長を決めて推薦状を出してもらいます。

ちょっと、待ってくださいよ!!!

 

頭にきました。

 

経団連というのは企業が互いに力を合わせて、日本を経済的に豊かにするために作った民間企業の団体じゃないのですか?

そう思うわれるのは自由ですが、もともと、「経団連」は私たち官僚が決めて作った組織ですので、潰すのも、継続するのも私たち「官僚」次第なのです。

 

だからどうぞ、これまでと同じく私たちの指示を守るようよろしくお願いします。

おい!おい!おい!!

 

うちにも国会議員がいるんだけど、そんな偉そうな態度で言われたら頭にくるよな!

 

俺、国会議員に話して、ちょっと、あなたたち「官僚」をシバいてやろうか!!

どちらの誰ですか?その国会議員さんは?

 

あ!参議院ですか?それは残念ですね。

 

私たち「官僚」は、全ての政治家の質問に対して、答弁書を作っている関係上、全ての情報が先に入ってきます。

 

もし、私たちが決めたことに逆らう国会議員がいたら、即、発言時間を短くして、答弁書も書きません。

 

これはつまり、丸裸で国会に出ることになるので、その国会議員さんの政治生命は無くなりますね。

 

それでも、そのお知り合いの国会議員さんに私をシバかせますか?(^^)

 

あのう、あなたね、丁寧な言葉を使っているけど、それは、完全に、喧嘩を売っているし、脅しですよ!!

 

「官僚」って、そういう立場から私たち労働組合にものを言う人たちなのですか?

あなたのおっしゃりたいことは、国の税金で雇われている公務員の「官僚」たちが何を言っているか!ってことですよね!

 

でも、すいません。その税金を集めているのが、私たち「官僚」の仕事であり、取りこぼれた小さなお金を拾っているゴミ拾いが、税務署のマルサたちです。

 

つまり、私たちは公務員全体の給与を稼ぎ出し、国家運営をするために必要な財源を集めているので、1労働組合の人たちに何を言われても気になりません。

 

どうか、諦めて、お仕事に精進して下さい。

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この官僚の言葉を聞いて、「殺してやりたい!」と思ったのは、そこにいた全国の労働組合中央執行委員全員でした。

結論を言いますが、数年後、我が社の会長は辞任することになり、その前に経団連会長職をした松下幸之助さんも辞任させられたことがわかりました。

 

<マイナスな記録は一切、消して「ない」ことにする官僚たち>

 

過去の経団連の会長名を探しても、中内功も、松下幸之助も消えている理由は、国、つまり、「官僚」命令で、「辞任した企業の情報は全て削除し、生涯、その記録が出ないようになっている」ことがあとでわかりました。

国家行政の運営に「税金」が必要なことはわかりますが、あまりにえげつない「官僚」の態度と言葉に、私たち労働組合中央執行委員たちはこのあと、泣きました。

本気で従業員(組合員)と企業を結びつけるための仕事をしているからこそ、現場で困っている従業員たちをやる気にするための仕事をしているのに、こんなふうに国民や企業から税金を集めている実態を知った時、いかに、裏で、アメリカやロシアや中国にお金を渡しているか同時にわかりました。

「国防」とは、こういう東大出のいやらしい「官僚」たちのおかげで国家運営ができているのは事実ですが、彼らには「庶民感情」というものがわかりません。

「官僚」の奥様たちにも数名会いましたが、家庭の中は最低だとみんな嘆いておられました。

この課長さん以外にも、何名もの「官僚」に会う機会はありましたが、本当に、課長職以上の「官僚」は人間として最低ですが、仕事は、人をバッサバッサ切るほど優秀とされます。

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我が社の会長が辞任したと聞いた時、組合も会社の人間も感情がブチ切れたので、会社の人事課長が、そっと昔の知り合いに電話して「官僚の〇〇課の〇〇課長の家と実家を調べろ!」と命令を出し、その両方に「あるお土産」を送ったそうです。

「官僚」のお母さんの実家には、息子にお世話になっておりますというお礼状を入れて、美味しい食べ物を送ったそうです。

その息子である「官僚」の課長の奥様宛に送ったのは、彼がこれまで外遊した時の写真と、領収書の写真、そして、女の子とホテルに消えた様子の写真をセットにして、「ご主人はお忙しい仕事をされているので、ご不在の時も多いでしょうから、どうぞ、この野菜で美味しい料理を食べて下さい。」とお礼状を入れた野菜を送ったそうです。

会社もなかなかやるなと思っていると、「社長命令」だと、あとから組合の本部の人から教えてもらいました。

 

人間としての情がわからない人間を、私は許しません。

決して、社会的に問題にならないよう、綺麗にさっぱり片付けられるのも、労働組合中央執行委員になっていたおかげです。

全ての裏と表の仕組みは、どんなに綺麗に言っても、法律を作っても何も実態は変わりません。

ただ、「裏の裏」に潜っただけなので、バカで無知な攻撃をした人たちは、一瞬で社会から抹殺されることがあることを自覚して下さい。

この世の中に「自由」なんて、本当はないのです。

檻に入れられたサルが、檻の中で自由に生きているのと同じだと気づいて下さい。

平和ボケした日本人の皆様、新しい時代を作り出すために、愛と創造力を持って希望の行動をして下さいませ。

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