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「最低賃金制度」が全国に広まった理由

現在の日本の「最低賃金」が全国に広まった理由をご存知でしょうか?

もともと戦後の日本には「最低賃金」という概念が無く、企業の利益配分を前提にしているので、国は企業の人件費に口を出さないルールと、必ず、一部上場企業は国に税金を納めることで、「雇用」について国は口を出さない暗黙のルールがありました。

それまでは、「財閥系の企業」だけが国家公務員の給料と調整して従業員の賃金を決めていましたが、あまりに企業の収益格差があったため一般企業がいくら儲かっても高い賃金を労働者に払わないのが普通でした。

本気で労働者の賃金を引き上げるために、民社党が社会党の右寄りの派閥と手を組んで、「日本国内の賃金格差を無くさないと世界の対抗できる企業は育たない!」と訴えて、「労働三法」を国会で通しました。

同時に、「賃金格差の是正」を国に要求しましたが、国は、国民と企業から税金を取るのが仕事ですので、「企業の収益配分には口を挟まない」と言い訳して、同業他社の賃金格差は広がるばかりでした。

そこで、戦後の闇市からのしあがった株式会社○イエーの中○功社長が、従業員たちに少しでも高い賃金を払うには、「労働組合」を認めて、「労使協議」をすることが大事だと言い出しました。

それまで従業員を安く使っていた経営者たちは反対しましたが、中○功社長の決意は固く、絶対に「スーパーの従業員をバカにされない時代にする」と決意し、経団連の会長になり、参議院に国会議員を出すことに成功しました。

国会議員になると、「ご祝儀スピーチ」として1回だけ、3分以内の演説が国会でできるのは昔からの慣わしで、地元の有権者に対するお礼でした。

全国組織の株式会社ダ○エーだからこそ、比例代表区から出馬し、勝○健司国会議員を民社党議員としてトップ当選させ、無事、国会へ送り出しました。

組合と会社に「ご祝儀スピーチ」の話が来た時、中○功社長は、「どんな手を使ってもいいから、お前が言いたいことを思いっきり言える時間を確保せよ!そのためなら、いくらでも金は出す!」と史上命令が出たので、会社の人事課は「労働組合」に相談しにきました。

全ダ○エー労働組合の委員長と、北海道ダ○エーの委員長が話し合って、「この話は吉岡の力を借りよう!」ということになり、二人で札幌のスナックで会いました。

全ダ○エー労働組合の委員長は、勝○議員の直属の部下だからこそ、どんな手を使ってもスピーチ時間を確保したいのですが、さすがに「国会議員の駆け引きには入れない」と私に相談することが決まったわけです。

私は事前に、今後の日本は必ず、「食料問題」になるわかっていたからこそ、あらゆる方面の委員長と連絡し合い、あらゆる政党と組合のつながりを探っていたため、普通は、入らない情報をたくさん持っていました。

例えば、皆さんがよく買うものにいく「〇〇生協」という会社は、地域単位で認められている生活共同体ですが、なぜか、全国組織になり、大きな情報網と、仕入れ先を確保しているとテレビで宣伝していました。(当時はこれ自体が違法でした)

全国の農協の知り合いやホクレンの知り合い、そして、全国の農業従事者たちの声を聞いても、「〇〇生協」の仕入れ先は不明といいますし、株式会社のように法人化していないので、業績を公開する義務がないため、収益をどこに使っているか全く不明だと言われました。

そこで私は「自分個人のネットワーク」をフル活用して、どこにお金を回しているのか、政党名と、宗教に配られるお金の金額の詳細をある委員長から聞き出しました。

それができた理由は、実は、ゼンゼン同盟流通部会に「〇〇生協」を加入させるかどうかの話し合いが、「ゼンセン同盟の議題」に上がっていたからです。

自分の同級生も「〇〇生協」で働いていたし、組合活動もしていた人間なので、裏から情報を取ろうとしましたが、組合関係者にも一切、「お金の流れは教えない」と言われた時に、これは何かあると思って、「〇〇生協」の労働組合の委員長を直接、脅すことにしました。

私は自給自足の農家の生まれなので、生産物を食べれば「食品添加物」が入っているかどうかも味ですぐわかるし、オタクの流通経路を辿ってみても、突然、途中で消えるのはおかしいので、どうですか、ここらで「ゼンセン同盟」に入ることを条件に、そちらの内部資料を渡してもらえませんか?と交渉しました。

なぜ、こんな交渉が必要なのかいうと、「ゼンセン同盟流通部会」に入っているスーパーやデパートは全国のパート・アルバイトの労働者の数が多いので、国に対して直訴でできる「100万人の署名」を集められる人力が武器で、公務員の給与に見合ったスーパーの最低賃金を国から提示させる力があったからです。

当時の「〇〇生協」は、収益が少ないと言い訳し、裏金をあちこちに回しているのに、その実態が掴めないとあらゆる分野の人が言っていたので、私が個人で直接、交渉したわけです。

そのタイミングで、勝○議員の「国会答弁の時間確保」が必須の会社と組合は、その攻略法が見つからないと私のところにやってきたわけです。

私はすぐに、あらゆる政党が「横に流すお金」の金額を計算し、絶対に、その金額を教えない日本共○党の内部の人間と交渉し、脅しとすかしを使って、情報のバーターで全ての詳細を把握しました。

この情報だけでも何人もの政治家を落とし込める情報ですし、もし、売買すれば、数十億円になる情報を個人で握っていたので、その武器を使う方法を委員長二人に教えました。

国会答弁の基本時間は、「意見5分、質問5分、まとめ5分」と決まっているので、時間を過ぎれば議長が間に入って話しを打ち切りますが、今回の勝○議員は初当選ですので、「意見1分、質問1分、まとめ1分」となるのが通常ですので、他の国会議員は誰も真剣には聞いてくれません。

「3分間の時間枠を最大15分間にするにはいくら必要か?」を聞いた時、「1分1億円」と言われて驚きましたが、これは今もきっと同じだと思います。

政治家生命をかけて国会で議員たちを惹きつける答弁をした人間は、一気にブレーンがつくのと同時に、敵と味方の政党が互いに支えあう約束をします。

それほど国会で受けるスピーチをできる人間は、少ないということです。

ありもしないことや、でまかせでも、人を感動させて、いかにもそれができそうに感じさせるスピーチができる人間を「プロ」と呼び、ほとんどの国会議員は「アマチュアさ」と言った、40年間国会議委員をやっていた先生に教えて頂きました。

勝○議員のスピーチ力を聞いた時、原稿さえあれば最高のスピーチができるけど、本音で話すとボロボロの人なので、絶対、「原稿がない会話はしない」と委員長が教えてくれました。

ならば、まず12億円で「時間枠」をすぐに買って下さい。

 

次に、質問をする「相手の5分」と、「まとめの5分」も買い取りましょう。

 

まあ、1分くらい残しておいて、一気に話せば、相当、素敵なスピーチになるはずなので、国会議員として「議員生命」は手に入るでしょう。

 

きっと、三期くらいは続けて当選できるはずです。

 

その後の収益を考えれば、12億円なんて、安いものでしょ!

 

「原稿の下書き」は、私が作りますので、それを膨らましてスピーチ原稿にして下さい。

 

明日までに委員長にFAXしますので、決して、他の人に見られないようにして下さい。送信前に電話しますので、FAXの前に張り付いていて下さい。

・・・・・・・・・

自民党寄りの「民社党」が国会でスピーチする時のポイントは、自民党の賛同を得られるスピーチをしたあと、反対意見を言う社会党と共産党の議員に対して「負けない主張の根拠」を持っていないと「議員生命」を失いますので、「社会党と共産党の議員」と、自民党の国会議員全員に、合計30億円をばら撒きました。

そのうえで、国会答弁で言い放つ爆弾宣言は、「庶民の食べ物を安心安全なものを販売することにご協力下さい!」という内容ですので、15分間使い切れば、絶対に、国民も賛同するし、他の政党も反対意見を言えないようにできる自信があったので、簡潔に、攻撃手順を指示し、その裏付けとなる「〇〇生協」の内部資料を添付しました。

事前に、「〇〇生協」を流通部会に参加させて、従業員の全ての賃金を引き上げたあとの攻撃です。

私はコメ農家の次男坊ですので、農薬と化学肥料の問題を一番、詳しく知っていましたし、「GHQの強制指導」も全て把握していたので、ここで一発、ぶちかまさないと、「国民は永遠に食べ物で支配される」と思ったので、本気でその思いを原稿に書きました。

結果的に、新人議員の「勝○議員」15分間を使い切り、質問も、まとめもない国会スピーチをしたことで、議長は、民社党の先輩たちに全ての質問時間を削除し、予定時間で終わらせました。

当時のテレビは、国会中継はほんの30分間だけ流して終わり、どんな素晴らしい意見のやり取りをしていても、「国民には知らされない時代」でしたが、私が作ったその「勝○議員のスピーチ」の録画は、中○功社長が持っていた関西のテレビ局だけで全て録画していたので、新聞マスコミ各社に高値で売りつけ、事前に使った40億円以上のお金は一瞬で回収できました。

勝○議員のスピーチのおかげで、「安心安全な食料を国民に提供することが義務」だという法案を通し、GHQ指導の農協や食品製造販売に関わる全ての人たちにも、体に安全な農薬と化学肥料の使用を義務づけました。

食料自給率を示す「カロリーベース総合食料自給率」で食品を計算していた国の食品安全基準を見直しさせて、実際にいくら作って、いくら国民が食べいるかを示す「生産額ベース総合食料自給率」を加えさせたのも、勝○議員の功績です。

私が当時、陰で動かした最も大きな力と言えますが、誰もそのことを知る人はいませんし、今も、そのおかげでGHQ指導の農薬を変更させて、日本の土壌に合う農薬と化学肥料に変更させましたことは大きな結果だと思います。

「労働組合中央執行委員」という立場と、それ以外の全ての人脈を駆使し、政治家を使って法案を通させる方法を公開しましたが、一般市民でいくら声を張り上げて署名しても、国も政治家も動きませんので、賢い経営者たちには稼いだお金を「裏金」に使うだけでなく、表に使えることも教えました。

勝○議員は、すぐに、「最低賃金」の問題に取り組んで、公務員と財閥だけの特権を外して、全国の地方自治体に働きかけて、「労働者の安全と生活を守る権利の法案」を国会で通しました。

その結果が、今、皆さんの地域で表示されている「最低賃金」の価格なのです。

全国平均賃金を国が示し、地域格差をなくすよう行政指導しながら、最低賃金を割っている企業の中に入って労働者を守る法律があるからこそ、皆さんは、安全に毎月、同じ時間給が支払われているのです。

「政治とお金」はいつもマスコミで取り上げる話題ですが、実は、実態は何も変わっていませんし、どこにどういう力があるのか、誰がその力を動かせるのかを知らない人間は、黙って会社の言う通りに生きるべきなのです。

今も真剣に働いている労働者とそのご家族の食品と安全も守るために働いたことは、当時の委員長二人以外は誰も知りません。

たった一度だけ、中○功社長がお店を巡回する時に、全ダ○エーの委員長が付き添って、売り場に立っていた私のことを小耳に入れて、中○功社長が私の前にスッと立ち、両手で「ありがとう!ありがとう!ありがとう!」と言葉を下さった時は、涙が溢れました。

決して、両手で握手しない人で有名だった中○功社長は、「本気のお礼」の時にだけ両手ですると聞いていましたが、やはり、この人は時代を変える風雲児だと思いました。

勝木議員のスピーチが毎日、テレビで報道されている中、社長命令で全国の従業員にお礼回りを大きな会場でしていましたが、主催が「ゼンセン同盟」なので、北海道中の労働組合の委員長と三役と、社長たちに囲まれている時、私の上司である「北海道の委員長」が私のことを小耳で伝えると、突然、後ろを振り返り、両手で私の手を掴み、三度、ありがとうを言ったあと、深々と頭を私に下げてくれました。

もう、涙が止まらず、本気で労働組合の仕事をして良かったと思えた瞬間でした。

労働組合がどんな仕事をしているかを知らない人がほとんですが、世の中の表に出ない「裏の情報」を活用して、いかに自分の会社の立場が良くなるかを会社と協力している人たちがいるのです。

そういう「裏で会社を支える仕事」をする人がいるからこそ、皆さんの会社は給与が出ていることを覚えておいて下さい。

命かけて、情報を取りに行った価値が認められた組合最後の功績でした。

 

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