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お礼の一本の電話

西暦2001年の1月10日の誕生日に「解脱」するまでの39歳から42歳まで3年間と、「解脱」してから2年間は、「それまで自分を支えてくれた人たちに「恩返し」の意味で、無料で今までの自分の損得を手放して、全て人のためにできることを尽くしなさい。」と、天に言われて行動しました。

 

全ての思考を停止させられ、飲み食い、睡眠を一切、できない毎日が続いている中で言われた言葉ですが、自分の「地球創生活動」を宣伝する方法も知らなかったので、黙って家の中で横になっていると、急に、玄関のチャイムが鳴り、「無料で相談できると聞いたので、お邪魔しにきました。」で、突然、私の家を訪ねてきた20代の女の子がいました。

さっき、天に言われたばかりだし、「誰にも聞こえていないはなのに・・・」と思っていると、彼女はこう言いました。

さっき、「無料で相談できる」と誰かに聞いたと言いましたが、実際は、突然、頭の中に「声」が聞こえてきて、あなたの名前と住所が見えたので、突然ですが、失礼を承知でやってきました。

 

こんな私ですが、私の相談に乗っていただけますか?

そう言った身なりが綺麗な23歳の女の子を家に入れて話を聞くと、自分から自己紹介を始めました。

私は、本州の大学を出て就職したのですが、あまりに世の中に嘘が多いし、上司も同僚も「自分にも嘘をついていかなければ生きてはいけない」と言うので、生きる意味やお金を稼ぐ意味がわからないので、「最後の希望」を持ちたくてあなたの家を訪れました。

 

もし、あなたの言うことが今までと同じなら、私は生きる意味が、もう、ほとんどないので、自分で死ぬ覚悟をしています。

 

そんな私ですが、あなたの言葉で生きる希望を感じたなら、一生、あなたの言葉を繰り返し生きてみて、その結果を必ず、あなたにご報告しますので、どうか、あなたが私に必要だと思う言葉を全てお話し下さい。

僕は、生まれた時から誰よりも、あなたが今、言ったことと同じ事に悩み続けてここまで生きてきた人間だし、今もその思いは変わらないけど、ここまでの人生を振り返ってみると、いつも、「自分を正当化」して生きてきたことをやっと気づいので、その体験談をあなたに話すことしかできないけど、それでもいいかな?

はい、それで十分、結構です。

私もまだ23歳なので、自分の愚かさは知っていますが、私と同じように苦しみながら、きちんとご家族を持って生活しているあなたの言葉なら「聞く価値」はあると思うのです。

あ!すいません!

私、つい、いつもの癖で「自分の価値観」をあなたに押し付けていますよね?

子供の頃から人が何を言いたいのかすぐにわかるので、無駄な会話はしたくないで、つい、「自分がわかったこと」を先に言ってしまう癖があるんです。

このことは会社の上司にもすぐに怒られたのですが、「お客様は自分より馬鹿な人もいるけど、そのお客様の望みを叶えることが俺たちの仕事だから、お前は結果がわかっていても、自分勝手な判断でお客様を怒らせるから我慢しろ!」と毎日、怒られているんです。

こんな私でも、変わることはできますか?

僕の言葉であなたが変わるかどうかはわからないけど、私は「自分の体験談しか話さない人間」なので、その体験談があなたにとって良い結果になるかどうかもわからないし、あなたを怒らせる結果になるかもしれません。

 

そんな私の体験談しか話せない人間だけど、いいのかな?

それで、十分です。

今のお言葉を聞いていても、一切、嘘は無いし、初めてリラックスしてお話を聞けたので、どんどんあなたの体験談を話して下さい。

録音機材もノートとペンも持ってきていないので、紙とペンを渡して「必要なことはメモしなさい」と言うと・・・、

私は大丈夫です。

私は1時間くらいの内容は、全て瞬時に「丸ごと暗記」できますので、学校の授業でも、ノートに書いたことはありません。

全て授業中に覚えてしまうので、あなたがこれから教えて下さることことは一生、忘れません。

今まで自分の悩みをたくさんの大人たちに相談しましたが、誰に相談しても「嘘か、聞いた話」しか教えてくれないので、あなたが自分の貴重な体験談を教えて下さるなら、全て綺麗に暗記しますので、どうぞ、そのままお話し下さい。

じゃあ、聞きたいことを幾つでもいいから、最初に聞きたいテーマを教えてちょうだい。

今日、聞きたいことは、来る途中のバスの中で整理して、10個に絞ったので、それをそのまま、お話しても大丈夫ですか?

繰り返し質問されるのは嫌なので、できればメモに取って、一つづつ答えて下さいませんか?

まあ、10個くらいは僕もメモを取らなくても大丈夫だし、あなたが悩んでいることは、「同じ観点」からの質問なので、「共通する思考の問題点」を先に話してから、それから具体的にわかりやすく話すので、気軽に質問10個を先に教えて下さい。

何か戦闘モードのような会話になってしまいましたし、それも私が悪いと思いますが、わかっていても、今すぐ自分を変えられないので、ここにやってきました。

だから、何度も失礼なことをお聞きするかもしれませんが、まず、10個の質問を先に言わせて頂きます。

10個の質問を一気に話す彼女・・・・・・・・・・・・・・・・

あなたの質問の共通項は、全て「自分視点」ばかりなので、それでは人生が辛くなると思うよ!

この世は勝っても、必ず、負けることもあるので、人生を喜びにしたいのなら、まず、勝つことよりも、負けた時に、どうやって立ち上がるのかの「考え方」や、「上手に負けるコツ」を先に覚えて下さい。

あなたのように頭の回転はいいし、記憶力もいいし、そこそこ若くて綺麗な女の子だから、これからたくさんの男性に誘われると思うけど、まず、その「対処法」を覚えないと、いくら頭が賢くても記憶力が良くても、人生は幸せにはならないよ!

いいかい、「人間を造られた存在」がいるとして、その存在が他の動物と唯一、人間にだけ違うようにしてくれたことは何かわかるかい?

今の質問は、「哲学」ですか?

それともどこかの「宗教の教え」ですか?

私そういうの、興味はありません。

と言うより、大学の哲学も宗教学も全て単位はトリプルAなので、教科書以上にわかりやすくお答えできますが、そのことをあなたに今、お話しするのは時間の無駄だと思います。

どうか、それ以外の質問をなさって下さい。

ほら、今のあなたの会話も、完全に「自分勝手」でしょ!

私が話した意図も組んで話していないし、質問した事に何も答えておらず、そのうえ、僕に対して、あなたの言葉は「聞きたくない」と無意識で言っていることに気づいていません。

あなた、そのままなら結婚もできないし、きっと裸になる前に、男に嫌われると思うので、男が寄り付かない「女の代表」だね。

さあ、どうするかな?

ここまで自分勝手でワガママなのは、きっと、お母さんもそうなんだろうな?

女の子ってね、お母さんがお父さんに言い返した言葉を丸ごと覚えてしまうので、どこの家もご主人と喧嘩すると、大嫌いなお母さんと同じ言葉でご主人を罵倒しているんだよ!

あなた!今まで自分が付き合った男たちにも同じように言い返しているでしょ!

その言葉を思い返せば、お母さんがお父さんに言い返している言葉と同じだと気づくはずなんだけど、まだ、気づいていないよね?

もし、気づいていれば、ここまで失礼なことは言わないはずだもの。

最初は丁寧な言葉使いだったので、きちんと「教育された家の子」かと思ったけど、あなたのお母さんは、あなた以上に自分勝手な人だし、きっと、あなた以上に「自分は正しい」と言い張る人だと思うけど、違うかな?

お母さんのことは、言わないで下さい!!

私、あの人、大嫌いなんです!!

子供の頃から「自分の価値観」を押し付けるし、いつも私が言いたいことを先回りして「言葉を制する」ので、大嫌いなんです。

でも、お母さんがいないと好きな洋服も買ってもらえないので、仕方なく一緒に買い物に行くんですが、いつも、「あなたにはこれがお似合いよ!」と言って、私が好きな洋服は1枚も買ってもらったことがないのです。

今日の洋服も自分は嫌いなんですが、なんとかブランドらしくて値段だけ高いんです!

私、こういう服は大嫌いなんです!

だって、自分らしさがどこにも表現できないじゃないですか!

どうして、こんなブランド品を買いたがるのか、年取った人の考え方は私には理解できません!

そんな無駄なお金を使うなら、どこか困った国に寄付してもいいし、コジキにあげてもいいと思うんですが、どう思いますか?

すごいねえ、あなた!

僕は、あなたの思いを分析して「同調」を求めただけなのに、あなたは自分勝手に、僕の思いを「自分の思い」にすり替えているし、そのうえ、僕の質問には何も答えていないんだよ!わかるかい?

これは、つまり、あなたは10個の質問をしたいんじゃなくて、「自分は間違っていない!自分は正しい」と言ってもらいたい小学生か、幼稚園児と同じだわ!

記憶する頭はいいかもしれないし、学校の点数も良いと思うけど、人間として最低だね!

あなた、「バカの最高レベルのハンコ」があったら、僕が押してあげるわ!

今の言葉で頭に来たのなら、このまま家に帰りなさい!

 

・・・・・・・・・

 

まだ、僕の言葉を聞きたいのかな?

僕は、このままあなたが家に帰っても、全然、いいし、無料でアドバイスしているので、あなたの思いに「置き換えるもの」がないので、嫌ならこのまま帰りなさい!

僕もあなたの足りないところを聞いているだけで頭に来ているので、これ以上、僕を怒らせないでくれるかな?

さあ、どうするの?

23歳にもなって、手ぶらで他人の家に来るのもひどい人間だけど、それ以上に、あなたの考え方は「最低」だわ!!

きっと、世の中で誰もあなたを受け入れてくれる人なんていないと思うな!

今は、若いからセックスしたい男は寄ってくるかもしれないけど、きっとあなたと話しているだけで頭にきてすぐ離れると思うので、きっと一生、処女で終わりなか?

頭が良いいから、仕事も結果を出せるかもしれないけど、「対人関係」は絶対にうまくいかないから、そういう仕事は向かないと思うよ?

今、どんな会社で働いているの?

会社の名前も、自分の名前も言いたくありません。

「無料で相談できる」と頭の中に聞こえたので、やってきただけなのに、なぜ、私があなたに会社の名前や本名も言わないといけないのですか?

それって、個人情報ですよね?

これから個人情報の管理が厳しくなると言っていたので、私、言いたくありません。

会社の名前と、本名を言わないといけないなら、私、帰ります。

父にも母にも迷惑をかけたくないし、ましてや、会社の名前を言えば、私の上司から怒られるかもしれませんので、失礼します。

まあ、帰っても良いけど、最後に、これだけは覚えておいてね!

もし、これからの人生で「本気」で自分を怒ってくれたり、諦めずに自分に向き合ってくれる人がいたら、その人に、頭を下げて「結婚」してもらいなさい!

あなたと長く付き合っているだけで、きっと、その相手も怒り出すし嫌になると思うから、結婚と同時に「子供」を作りなさい!

セックスする時に、全て「中出し」してもらえば、きっと、妊娠できるから、すぐに子供を産みなさい!

あなたを「本気」で怒ってくれる人は、きっと、そんなにいないと思うし、子供を産んで育ててくれても、きっと、あなたはいつか、ご主人から「離婚」を言い渡されるので、そのあとは、仕事を頑張って「お金」を貯めて、一人で子供を育てなさい!

あなたの人生で、きっと、「最初で最後のチャンス」の人だから、自分を本気で怒ってくれる男を手放すんじゃないよ!

それが、あなた求めている全ての答えになるからね!

じゃあ、さようなら!

・・・・・・・・・・・・・

こう教えた23歳の女の子は、そのまま家に戻り、私もこの体験を忘れていました。

 

ちょうど、その23年後、彼女は、結婚して、男の子を産んで、その男の子の息子に23歳になった時、お母さんが「私のこと」を教えてくれたそうです。

そして、「自分が社会人になって辛い時は、このことを思い出しなさい!」と母から渡われた私の名刺の携帯番号に電話をくれました。

 

母が教えてくれたことは、自分では口にできないほど頭にきたけど、実際に、あの人の「言われた通り」に現実はなったし、母も離婚したままだけど、

「お前がもし、辛くなった時は、私が教えてもらったことをそのまま思い出して、私の代わりにお礼の電話をしなさい」

と言われたので、今日、お電話をさせて頂いてます。

母の代わりに言いますが、本当に、本気で母を怒って下さってありがとうございます。

もし、あなたの言う通りにしていなければ、母は一生、独身だし、処女だったかもしれません。

意味もわからず、最初に本気で怒ってくれた男に、「中出しして!」と言ったおかげで、僕が生まれたんです。

その「お礼」を母の代わりと、僕からの「お礼」を含めてお礼を言わせて下さい。

あんな頑固な母を、よく怒って下さいました。

心から感謝いたします。ありがとうございます!

あなたの会話で相当、頭が良いのはわかったけど、どこの大学を出たの?

 

はい、「東の学校」です。

あ!東大ね!

じゃあ、主席で卒業した?

 

はい、法学部を主席で卒業しました。

エラい!よく一人で頑張ったね!

きっと、若い頃にお母さんは離婚したと思うけど、苦労してあなたを育てたと思うので、これから「恩返ししてあげてね!

涙声で・・・・

すいません、あまりに嬉しい言葉だったので、つい、涙が溢れてしまいました。

僕は父の記憶がほとんどないので、今の言葉が「お父さんの言葉みたい

」に感じて、つい、涙が溢れてしまいました。

母も同じ大学の法学部を主席で卒業しているので、卒業しても全く褒めてもくれないし、ご苦労さまの言葉も言ってくれなかったのです。

言われたことは、「どこに就職するの?」だけでした。

だから悔しいので、母が勤めていた会社に入って勝負します!

私が、「母の仇」を取ってやります!

 

おいおい!東大出のお兄ちゃんよ!

あんまり、気張るなよ!

男の仕事は、「一生の仕事」になるかどうかは、お前次第だからな!

会社って奴はなあ、どの会社に入っても理不尽だし、バカみたいな奴もたくさんいるけど、「絶対に、勝つなよ!」

昔の最も賢い武士は、戦う時は、

 

「絶対に勝てる相手とは喧嘩はしない」

 

と言っていたぞ!

俺の父方も母方も「武士の家系」なので、「男の生き方」を聞いた時、今の言葉だけ、教えてくれたのさ。

だから、お前の就職祝いに、この言葉を送ってやるから、勝ちたい時ほど、上手に「負けたふり」をしろよ!

俺もそうやって、14年間もサラリーマンをやったので、お母ちゃんができなかった「幸せな家庭」を自分で作れよ!

それが母親に対する「最高の恩返し」だから、絶対に、結婚して、子供を産んで、お母さんに喜んでもらえよ!!

 

これが、本当の「親への恩返し」だからな!!!

 

じゃあ、頑張れな!!!!

・・・・・・・・・・・・・

当時は、100人にアドバイスしても、お礼の言葉を言える人は「1人しかいない」ことをたくさん体験したので、この時の電話は、とても嬉しい電話でした。

収入もないし、妻にも家族にも迷惑をかけ続けている自分が、まだ、頑張れたのは、こういう素直な「人間の言葉」しかありません。

それだけで、私は頑張れる人間なのです!

人生は、一生、恩返し!

親にもらった恩を、世の中に返せる人間になりましょう!!!

 

 

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