【宮古諸島】2017ヤビジツアー 1 来間島・神御礼
「2017年のヤビジツアー」は過去最高の体験の連続で言葉にするのが大変ですが、貴重な体験全ては神々やご先祖の導きですので頑張って順番にお伝えしますので、どうぞ、お時間がある時にゆっくりお読み下さい。
◎3月25日(土)
宮古島に入ると仲間から電話があり、ヤマトからの移住したペンションオーナーが私の本 「白龍の神導き 宮古島・伊良部島」を読んでくれていて、会えるなら会いたいと言うので立ち寄ることにしました。
東日本大震災のあと沖縄全土に家族と移住した人たちはたくさんいますが、私のご縁はいつも本の読者かFacebookのお友達ですので、宮古島の移住者には特に沖縄の人たちとの付き合い方を教えます。
沖縄が守ってきた文化や風習を知らないヤマトの人たちは、何年住んでも仲間に入れてもらえずヤマトに戻る人も多いからこそ、私は「島の人達に喜ばれる移住者」になって欲しいと願っているのです。
素敵なペンションの場所も友利部落の中にあり、すぐ側にはユタの照子オバーと一緒に拝んだ大事な神場所もありました。
こんなに神高い場所が手に入るご縁は先祖の神導きだからこそ、土地の人達が大切にした思いを伝え、これからヤマトの旅行者たちの心ある人たちのご縁が広がりますよう祈りました。
リゾートハウス 海風(いんかじ) 緑川典子さん
宮古島市城辺字友利577-2 TEL0980-74-4521
仲間と夕食を取ったあとホテルに向かって歩いていると、突然、タクシーの運転手さんに「天無神人先生!!!」と呼ばれました。
振り返ると、まったく知らない人が、「僕は先生の本を読んで、自分なりに祈りをしています。本当に大事なことを気づかせてもらえてうれしいです。」と島の人にお礼を言われました。これは、宮古島の先祖たちのお礼の言葉だと嬉しく思いました。
2017年の私のテーマは「恩返し」ですので、仲間たちには、今の自分の周りの人や環境の全ては「与えられたもの」だからこそ感謝して、見えない思いを「恩返しできる人間」になって下さいとお願いしています。
◎3月26日(日)
夕方の集合時間まで久しぶりに「来間島」へ行ってみて、驚きました。
なんと、港にあったはずの「龍宮神」の祈り場所が無くなっていたのです!
以前、神事でご挨拶した「来間ガー」の神様に御礼をしても、か細い淋しげな言葉だったので変だと思っていましたが・・・
(来間ガー神言葉)
大変お久しぶりです。私たちもあなたが来る事を楽しみにしておりましたが、なかなか来てくれず、残念に思っておりましたが、今回はとても素晴らしいツアーのようで、よろしいですね。
この島の意味はいずれまた、お伝えするとして今日はこの島に来て下さった皆様と共に楽しんで下さい。
おわします後ろについてこられている神々達の思いもよくわかりますし、皆さんが心を真っ直ぐ向けて祈りをされていることもわかりますし
この地の人の繋がり、水の繋がり、命の繋がり、この思いもまた心、新たに聞き受け止めて感謝して下さればと思います。今日は来て下さってありがとうございます。
(天無神人の説明)
いろんな聖地に行っていますが、ここは立派ですが、一般の人は来ません。
ここは下から登れる所があり上とこの繋がりがあり、上に「来間御嶽」があって、神が守っている…
…綺麗な蝶々(神の使い)…ありがとうございます。神々が来てくれました。
凄く手入れされ、大事にされている。前より、きちんとされている。
僕が拝んでブログに出すと、地元の人が見て手を掛ける。
心ある人が、それが一番嬉しい、ちゃんとやっている。
ここから海に水が流れている。凄く大事…
この岩の壁の中を染み渡ってくる。雨水と、湧いているのと両方かな…
ほんと命なんでね、僕が来た年に、伊良部島の「川の拝み」が無くなってしまった。
ほんと、それで神様たちが泣いて、清美さんや克江オバーが水の拝みをして欲しいと言われ、
それで、「イビ(祈り場)」を作ったんです。
そういう、ほんとうに昔、大事にしていたことをしなくなると神が寂しくなり守る力が弱ります。
海へ出て「龍宮神」を探してみると、跡形もなく消えていました。
上には「来間御嶽」の神様もいるのに・・・、もう、この島で神の声を聞こえる人が居なくなってしまったのかと思うと悲しくなりました。
「龍宮神」は、海からやって来る全ての恵みをもたらす大きな神様だからこそ、その神様を大切にしなければ海の恵みも減りますし、ユー(豊・裕)が島に入らなくなるのに・・・・
そのあと、来間島を一周して理由がわかりました。
現在、来間島の北側の10万平米の土地を大型リゾート開発のために土地を売ってしまったので、もう、この島の人たちは神よりも、紙のお金が大切になってしまったのでしょう。
宮古島全体にもこういう開発プロジェクトがどんどん出ていますが、昔からある神場所を壊してしまうと二度と、元に戻すことはできません。一時的にお金が入っても将来に残すものが何かを心ある人に気付いて下さることを祈りました。
神心がわかる人たちは、来間島を守ってくれている神々が歓ぶような形で龍宮神の祈り場所を作って下さるようお願いいたします。
来間島の帰り道、2006年3月に行った「宮古諸島神事」で回った神社にお礼参りで周りました。
◎ツヌジ御嶽(下地神社)・・・池間島のウハルズ御嶽に行けない人たちの「御通し番」の御嶽
(吉岡の説明)
強力でしょ、強力ですから、「池間島のウハルズ御嶽の御通し番」なんです。
「池間島のウハルズ御嶽」は神役目しか行けない場所だったので、一般の方が御通しする場所としてツヌジ神社というのが地元名で、下地という地名なので「下地御嶽」ともいわれています。
凄い力ですし、中に入るまでたくさん結界がありますので、入る方はお気を付け下さい。
もし、挨拶をミスると必ず、霊ガカリになる場所です。
(神言葉)
ようこそお越し下さいました。あなたが来るのをお待ちしておりましたよ。
この地におわします神々の思いと共に時の流れと共に変わりゆく人の思い、離れゆく者達の思い寂しかな、遠きかな人の思い、我が身守りまするこの島の人達の思いには感謝しておりまするが、語り継ぐもの少なく神の思いを伝えられる者、少ないからこそどうぞこの地の思い、また神の思いをお伝え下さればと思い、お呼びいたしました。
行く末万象これから歩む道、すべての神の道ならばそれ人が続く道とならねばなりませぬ。我が道歩む者それ一人の道ではあります。その後ろに先祖代々、人が繋がる道の端に自らがいると思いその道を進むことこそが、神の学びであると、神の道を学ぶ者、心清らかに身を立て鏡のように澄み切った心で、御心、手、合わせればそれ、素直に神うつります。
心ゆくまで宮古島を楽しんで下さいませ、またそしてウハルズの神と共にティンガナスの神(カン)の思いと共にヤビジの神々にもどうぞよろしく、お伝え下さいませ、我が道行くものそれぞれおりまするが、ティンガナスの神(かん)美しき心持つ者、一人でも多く生まれますること、育ちますること神の思いに気づきますること、心より願いいたしまする。ありがとうございます。
(説明)
伝えてほしい、たくさんいらっしゃるから、皆見ているから、あれの100倍1000倍、ウハルズ凄いですよ。
ここに入る時、当時きた人達3人ぐらいが三年以内に親族が無くなっている方がいたので、ユタが泣き出して被って辛くて入れないと泣き出して一人、一人に塩、水、酒の担当をさせて何とか入れたけど、私は出来ないと泣いていた。僕の神事は厳しいのでユタも泣くよ。
12年ぶりです。これて良かったです。ここに来るまで知り合いになったカレー屋さんがあって、この店に島のオジー、この近所のオジー達の語り癖がずっとあって、そこにしか書いてなくって誰もどこも知らないですよ、この意味、この御通し番どんどん語り継げなくなっている。
神の思いがどんどん分からなくなっていく、神と対話出来ないから、昔はこう言われた、オジー達、オバー達それしかない口伝で残せるかどうかが一番大事だが、残らない、伊良部でも全部聞いているから、僕分かるけど、普通の人わからない全く、さっきの所が下地、こちらが上地という地名です。
「赤名宮」、ご挨拶行きます?「赤名宮」は一回しか行っていないんです。
宮古島神事の始まりの「伊良部島繋ぎ」の御挨拶もここから始まったんです。
それは地元の人も皆知らないので、昔の御挨拶回りする時間なんだな今日は…
大事、大事、お陰様でそういう時間になりました。
◎「赤名宮」・・・昔、伊良部島と宮古島を行き来した人たち守っていた神様
(説明)
ここ最初に、ユタと来た時に賽銭箱の所で、止まって拝もうと思ったんだ。
そしたら神様がもっと前へ、もっと前へとどんどん進んで、階段の手前で祈ろうと思ったら「もっと前へ」と言われ、もうこれ以上行けませんて…、それぐらい神様に呼ばれて前に進みましたがユタは僕のところまでは行けないと、止められて、「私はこれ以上入れません」て・・・、強いんだよ、ここの神様は・・・
(神言葉)
よもやま話をするつもりもないが、お前が分かっているその思いは、私たちも同じであるからこそ、その思いをどう伝え残すのかを、考えるべきであるな、我々も困っておる所がある。
誰の思いを、何の思いを大切にしようと思っているのか、それはこれからの人達が考えるべきことだが、先祖や、古い方たちがどんな思いを、神がどんな思いをもっているかを伝えることも大切な役目だからこそ、よろしく頼むな。
お前がこの地にきて神の思いをくみ取る行いをしていることは心より感謝するし、このたびの事(伊良部島の問題)も大変残念だが、これからのことの為にも導きの役目を陰ながらしてくれれば、私も心から願う思いと同じである。どうかよろしくお願いします。
(宇宙語)ありがとうございます。
(解説)
驚いた!、初めて男神だったわ。前は、女性だったんだけど、初めて、完璧に男の思いで話してくれました。
昔と違って建物は立派になっていましたが、2006年は女性の神様とお話しをしたのに、今回は厳しい男性の神様からお願いごとをされました。
変わりゆくことは仕方がないとしても、大切に守ってきた神の思いを、
どうか、後世に伝え残せるようお願いしますと。
夕方、宮古島空港に全国の仲間達が集まり、ウエルカムパーティを島唄ライブ居酒屋「和音」を貸し切って行いました。
この「和音」を経営しているのは、大神島の神オバーの孫の奥様と、ヤマトから宮古島に移住した男性のお店ですが、昨年10月に偶然、店に入り、三日間連続で通い、お二人の思いを聞き、土地の祈り、島の神と先祖のつなぎ、ヤマトと宮古島の架け橋の祈りを行ったご縁で、今回は私の仲間のために貸し切りで対応して下さいました。
客と演奏者ではなく、神が出会わせてくれた感動の出会いの意味を再確認しながらトコトン本音で話し合う私と山本夫妻の会話を仲間たちも不思議に思って見ていたことでしょう。
なぜ、そこまで深い信頼になったかといえば、やはり、人知を超えた先祖や神の思いを大事にしているお二人だからこそ、出会わせて頂けたご縁だと思っています。
私は大切にする人ほど歯に物を着せず、常に、本音で言うからこそ、お二人にも本音の歌声が聞きたいとお願いし、全国の仲間たちがお二人の声を聞いて涙するほど魂が震えました。
山本ゆかりさんがアカペラで、大神島の神オバーから聞いて覚えた「なりやまあやぐ」をどうぞ、お聞き下さい。
※当日、貸し切りで行った特別LIVEを少しだけご堪能下さいませ(^^)